万葉集巻第6_1051-1052番歌(山高く川の瀬清し)~アルケーを知りたい(1877)
▼前回の勢いのある長歌の後に続く反歌二首が今回の歌。1051番は久邇が大宮であることを納得しようとしている感あり。1052番は、なんか無理に詠ってませんか、という気持ちになってしまった。長歌の勢いがあったので分からなかったけれど、田辺福麻呂には、やっぱり都は奈良でしょと思っていたのではないか?と想像した。遷都に対する思いが感じられて面白い。 反歌二首 三香の原布当の野辺を清みこそ 大宮ところ 一には「ここと標刺し」といふ 定めけらしも 万1051 *三香の原にある布当の野辺は清らかだからこそ、大宮をここに定められたのです。 山高く川の瀬清し百代まで 神しみゆかむ大宮ところ 万1052 *山は高く川の瀬は清らかなので、百代先まで神々しいのがここ大宮です。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6