万葉集巻第7_1100番歌(巻向の穴師の川ゆ)~アルケーを知りたい(1919)
▼気に入った場所を見つけ、そこにまた戻って来よう、という歌。この表現はひとつの型になっているようだ。川の流れが絶えることがないのは大人になったというか老人になった今も不思議だ。雨とか山の保水力とか海から蒸発とかメカニズムの説明はありがたいが、絶ゆることなく流れる川は、やっぱり不思議。 河を詠む 巻向の穴師の川ゆ行く水の 絶ゆることなくまたかへり見む 万1100 *巻向の穴師川を流れる水が絶えないように、私もまた見に戻って来よう。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7