万葉集巻第7_1219番歌(若の浦に白波立ちて)~アルケーを知りたい(2024)
▼今回の歌は藤原卿の七首の歌の二首目。何の用事があって歌人(藤原卿)が若の浦に来ているのか分からないけれど、 白波が立ち、強い風が吹く寒い夜に、大和(この歌人のホームグラウンド)を思う気持ちは分かるなーという印象。前回の1218番は歌に骨ばった印象があるのに対して今回の1219番はとても和歌的。 若の浦に白波立ちて沖つ風 寒き夕は大和し思ほゆ 万1219 *若の浦に白波が立っています。沖から吹いて来る風が寒い夜なので、自宅のある 大和を恋しく思い出します。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7