万葉集巻第6_1019番歌(石上布留の命は)~アルケーを知りたい(1855)
▼今回は、女性問題で流刑になった高官を詠った長歌。「馬じもの綱取り付け、鹿じもの弓矢囲みて」で「馬鹿」になるのが面白い。 石上乙麻呂 卿、土佐の国に配さゆる時の歌三首 幷せて短歌 石上 布留の命は たわや女の 惑ひによりて 馬じもの 綱取り付け 鹿じもの 弓矢囲みて 大君の 命畏み 天離る 鄙辺に罷る 古衣 真土山より 帰り来ぬかも 万1089 *女に迷ったせいで都を追放されド田舎に流されることになった。帰って来れるのだろうか。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6