万葉集巻第7_1209番歌(人にあらば母が愛子ぞ)~アルケーを知りたい(2013)
▼今回は冒頭から「人にあらば」と言って山を人に例えている歌。同じ背山と妹山を見て、前回は夫婦、今回は母と子。見立て方は違ってもじんわりと情愛が伝わるのは同じ。なぜそう感じるのだろう? 歌の言葉に前回は「 許せやも」今回は「愛子ぞ」が入っているからと思ふ。 人にあらば母が愛子ぞあさもよし 紀の川の辺の妹と背の山 万1209 *人に例えれば母親とその愛しい子にあたる。紀の川の妹山と背山は。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7