万葉集巻第1_80番歌(あをによし奈良の家には)~アルケーを知りたい(1785)
▼あをによし、と来れば、奈良と応える。今回の80番はまさしくその歌。「あおに」が良いのだ。あおに= 青丹、 質の良い青い土。見たことがないので、ああ、あれだと実感できないのが残念。 ▼歌の下の句で、奈良の家に末長く通いますからお忘れなく、と宣言している。人の事情は移ろふもの。いつか通わなくなるかも知れない。が、そこを問題にしないのが大人の受け止め方。 反歌 あをによし奈良の家には万代に 我も通はむ忘ると思ふな 万80 *奈良の家にはこれから末永く私もお通いします。決して忘れるなどと思わないでください。 右の歌は、作者未詳。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1