万葉集巻第7_1082番歌(水底の玉さへさやに)~アルケーを知りたい(1901)
▼今回の歌の言いまわし方は印象的。そうか、月の明かりで水底の玉まで見えそうなくらいか、と。落ち着いて考えると、なぜ玉を持ち出したのだろう。葉っぱ、木の枝、貝殻、沈んだ花でも良いかも知れないのに。これはイメージの歌だから、月の光に渡り合うために玉を持ってきたのだろう、と思ふ。いやちょっと待てよ、透明な水晶玉だと全く見えないから、きっと白玉だ。 水底の玉さへさやに見つべくも 照る月夜かも夜の更けゆけば 万1082 *水の底に沈んだ玉がはっきりと見えそうなほど 明るい月夜です。夜が更けるにつれて。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7