万葉集巻第7_1070番歌(ますらをの弓末振り起し)~アルケーを知りたい(1889)
▼今回の歌の「猟高の野辺」はどんな場所なのだろう、と思って調べると 奈良の高円山とその周りの野原のようだ。高円山は標高が432m。ということは、月の光に照らされた野原を小高いところから見た歌だ。明かりのない時代。月夜だから山も歩けたのだろう。 ますらをの弓末 (ゆずゑ) 振り起し猟高 (かりたか) の 野辺 (のへ) さへ清く照る月夜かも 万1070 *今夜は、猟高の草原をきれいに照らし出す月夜だ。 (「益荒男の弓末振り起し」をまるっと省略) 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7