万葉集巻第7_1074番歌(春日山おして照らせる)~アルケーを知りたい(1893)
▼月の光(照らし出される風景)を見ながら離れたところにいる妻に思いを馳せる。エレガントな歌。今の時代、こういう風景を見る体験ってできるのだろうか。こういう風景というのは、山が月に照らし出される風景。どこかで電灯が点いている(それが安心なんだけど)。春日山どこかで灯る電灯は 妹が庭にもさやけくありけり。これはちょっと無理がある。 春日山おして照らせるこの月は 妹が庭にもさやけくありけり 万1074 *春日山一帯を照らすこの月は、妻の庭にも清らかに照っているのだろう。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7