万葉集巻第7_1176番歌(夏麻引く海上潟の)~アルケーを知りたい(1995)
▼わあわあと騒がしい鳥の声は聞こえて来るけど、肝心の方からの連絡はない・・・という歌。分かるわ、この感じ。鳥の騒ぐ声が「君は音もせず」を際立たせる。じゃあ鳥たちの姿は見えるけど静かだったらどうか。鳥は見えれど君は現れもせず、だな。どちらにしても連絡がなくて寂しい思いをしている人の気持ちだ。 夏麻 (なつそ) 引く海上潟 (うみかみがた) の沖つ洲 (す) に 鳥はすだけど君は音 (おと) もせず 万1176 *海上潟の沖の洲に鳥が騒いでいるが、貴方からは何の連絡もない。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7