万葉集巻第7_1213番歌(名草山言にしありけり)~アルケーを知りたい(2018) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 07, 2026 ▼今回は八つ当たりの歌。名草山こそいい迷惑(笑)。 名草山言にしありけり我が恋ふる 千重の一重も慰めなくに 万1213 *名草山というのは名前だけだな。私が恋しいと思っている気持ちの千分の一の慰めにもならない。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1212番歌(足代過ぎて糸鹿の山の)~アルケーを知りたい(2017) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 06, 2026 ▼文字通りに受け取ると、桜に散るな、というのは無理な頼みというもの。でもこの歌を見るうちに、歌い手の気持ちが分かるような気になるのが不思議。 足代過ぎて糸鹿 (いとか) の山の桜花 散らずもあらなむ帰り来るまで 万1212 *足代を過ぎたところにある糸鹿山の桜花よ、私が帰って来るまで散らないで待っててくれ。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1211番歌(妹があたり今ぞ我が行く)~アルケーを知りたい(2016) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 05, 2026 ▼今回は、旅人が、家で待つ大切な人の顔を見たい気持ちを歌にしたもの。山の名前が妹山だけに、妻のことが目に浮かぶのだ。「言とはずとも」せめて「目のみだに」と言っている気持ちが切ない。 妹があたり今ぞ我が行く目のみだに 我れに見えこそ言とはずとも 万1211 *妹山の近くを通っているのだが、妻の顔だけでも見えると良いのになあ、言葉は交わせなくても。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1208番歌(妹に恋ひ我が越え行けば)~アルケーを知りたい(2015) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 04, 2026 ▼今回は、妻を恋しながら旅していたとき、妹山と背山が並んでいるのを見て羨ましいと思う歌。今はまとめて 妹背山と呼ばれているようだ。 妹に恋ひ我が越え行けば背の山の 妹に恋ひずてあるが羨しさ 万1208 *私は妻が恋しいと思って遠路を進むのだが、背山は妹山がすぐ近くにいて羨ましい。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1210番歌(我妹子に我が恋ひ行けば)~アルケーを知りたい(2014) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 03, 2026 ▼今回も二つの山が夫婦に見える、という歌 。「羨ましくも」が効いてる。一人旅で寂しくなっているようだ、この人は。 我妹子に我が恋ひ行けば羨しくも 並び居るかも妹と背の山 万1210 *妻を恋しく思いながら旅を続けていると、妹山と背山が並び立っているのが見えて羨ましい。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1209番歌(人にあらば母が愛子ぞ)~アルケーを知りたい(2013) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 02, 2026 ▼今回は冒頭から「人にあらば」と言って山を人に例えている歌。同じ背山と妹山を見て、前回は夫婦、今回は母と子。見立て方は違ってもじんわりと情愛が伝わるのは同じ。なぜそう感じるのだろう? 歌の言葉に前回は「 許せやも」今回は「愛子ぞ」が入っているからと思ふ。 人にあらば母が愛子ぞあさもよし 紀の川の辺の妹と背の山 万1209 *人に例えれば母親とその愛しい子にあたる。紀の川の妹山と背山は。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1193番歌(背の山に直に向へる)~アルケーを知りたい(2012) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 01, 2026 ▼山の間にかかる橋の風景を人と人の関係に例えている。風景をこのように見立てる心持ちが気持ちよい。 背の山に直に向へる妹の山 事許せやも打橋渡す 万1193 *背山と向き合う場所に妹山がある。妹山が許したのだろう、背山との間に橋が渡してある。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む