万葉集巻第7_1179番歌(家にして我れは恋ひむな)~アルケーを知りたい(1998)
▼今回は月夜の風景の歌。家に帰ったら思い出して恋しくなるだろう、というくらいだから、さぞかし見ごたえがある浅茅と月なんだろうな。風景の記憶を歌に残して万葉集に入ると、1300年が経過しても、読み手が浅茅に照る月を風景をイメージできる。って、やはりすごい。和歌は、時空を超えるなあ。 家にして我れは恋ひむな印南野 (いなみの) の 浅茅が上に照りし月夜を 万1179 *自宅で恋しく思うだろうな、印南野の浅茅の上で照っていた月夜を。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7