万葉集巻第7_1080番歌(ひさかたの天照る月は)~アルケーを知りたい(1899)
▼今回の歌のキモは「年は経につつ」だ。だから、この歌は人の老いを月に託して嘆いているのだ。月は毎晩、再起動して姿を現す。それに対して人は・・・という感慨だ。 ひさかたの天照る月は神代にか 出で反るらむ年は経につつ 万1080 *天の月は神代の時代に立ち戻ってまた出て来るのだろうか。地上の年は経つばかりなのだが。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7