万葉集巻第6_961番歌(湯の原に鳴く葦鶴は)~アルケーを知りたい(1821)
▼今回は大伴旅人が大宰府近くにある 温泉で鶴の鳴き声を聞き、妻を詠った 作品。解説によると妻が亡くなってすぐ後のことらしい。それを知るとこの歌から感じる悲しさが増す。 帥大伴卿、次田 (すきた) の温泉に宿り、鶴の声を聞きて作る歌一首 湯の原に鳴く葦鶴は我がごとく 妹に恋ふれや時わかず鳴く 万961 *湯の原で鳴く鶴は、私のように妻を恋しがって時を分かたず鳴いている。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6