万葉集巻第7_1127番歌(落ちたぎつ走井水の)~アルケーを知りたい(1946)
▼今回の歌の「走井の水の清くあれば」を見て、 実家の井戸を思い出した。子どもの頃はクラシックな形をした鋳鉄製の手押しポンプで水を汲んでいた。そのポンプが自分にとっての水汲みポンプ原型なので、その後登場するスマートなポンプやましてやモーターのポンプを見ると、こいつらは果たしてデザインの進化と言えるのだろうか、とか思った。実際は効率もよくて進化以外の何物でもないんだけど。で、今回の歌の走井の井戸はポンプではなくオケで汲み上げる方式だろうが、これがまた良いんだなあ。井戸でスイカを冷やすときオケを使うんだけど。万葉集の歌で、夏の涼をとるのに井戸水を使うという作品あるのかな。 井を詠む 落ちたぎつ走井 (はしりゐ) 水の清くあれば 置きては我れは行きかてぬかも 万1127 *流れ落ちる走井の水が清らかなので、素通りすることができません。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7