仕事 work:アルケーを知りたい(415)
今回の話題は(A)物理学。 ▼今回は物理の世界での「仕事」を調べてみた。日常の仕事とは捉え方が違うのが面白い。 ▼小学館国語辞典:しごと【仕事】はたらくこと。 ▼広辞苑:【仕事】③力が働いて物体が移動した時に、物体の移動した向きの 力の成分と移動した距離との積 を、力が物体になした仕事という。単位はジュール(J)。 ▼中学総合的研究理科:【仕事】物体に力を加え、力の向きに物体が動いたとき、その力は仕事をしたという。 仕事 W = 力の大きさ F ✖ 移動距離 x 仕事の単位: J(ジュール) 1〔J〕 = 1〔N〕 ✖ 1〔m〕 ▼親子で学ぶ科学図鑑:【仕事】物体に加えた力の大きさに物体の移動距離をかけたもの。 単位は、力を〔N〕、移動距離を〔m〕として、 ニュートンメートル〔Nm〕 訳本では「Nmをジュール〔J〕という単位で表す」という追加情報がある。 ▼今日の人物:ガリレオさんやトリチェリさんの紹介を続けているので、 二人と交流を持っていたフランスの数学者 、メルセンヌさんを紹介する。 マラン・メルセンヌ Marin Mersenne, 1588年9月8日、フランス生まれ - 1648年9月1日、パリで死去。イエズス会大学で神学を学ぶ。数学者、物理学者。 デカルトさんの親友 。 ガリレオさんの支持者で著作の翻訳を行う 。 音響学の父。メルセンヌ素数。 個人的に築いた研究者ネットワーク「メルセンヌ・アカデミー」が後のパリ科学アカデミーの母体になる。 〔参考〕 有山智雄et al.『中学総合的研究 理科[四訂版]』旺文社。 DK, Help Your Kids with Science: A Unique Step-by-Step Visual Guide, New York, Dorling and Kindersley, 2012. キャロル・ヴォーダマンほか著、渡辺滋人・北川玲訳『親子で学ぶ科学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド』2013年、創元社。