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アルケーを知りたい(264) ノーベル物理学賞 1975年 オーア・ニールス・ボーアさん

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▼1974年のノーベル物理学賞の受賞者はデンマークの物理者オーア・ニールス・ボーアさん(53)。受賞理由は、「集団運動模型の提唱」。 ▼名前の発音について。オットーフリッシュさんの「何と少ししか覚えていないことだろう」のp.227(原本はp.182)に、「Aageと綴るが、Saw aと同じ音である。gの音は聞こえない Aage(rhymes with 'saw a'; you don't hear the g)」とある。Wikipediaでは「オーゲ」になっている。

アルケーを知りたい(263) ノーベル物理学賞 1974年 アントニー・ヒューイッシュさん

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▼1974年のノーベル物理学賞の受賞者はイングランドの物理者アントニー・ヒューイッシュさん(50)。受賞理由は、「電波天体物理学の先駆的研究、パルサーの発見における決定的役割」。 ▼パルサー(周期的に電磁波を発生する天体)を実際に見つけたのは、ヒューイッシュさんの院生だったジョスリン・ベルさん。

アルケーを知りたい(262) ノーベル物理学賞 1974年 マーティン・ライルさん

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▼1974年のノーベル物理学賞の受賞者はイギリスの物理者マーティン・ライルさん(56)。受賞理由は、「電波天体物理学の先駆的研究、特に開口合成技術の開発」。

アルケーを知りたい(261) ノーベル物理学賞 1973年 江崎玲於奈さん

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▼1973年のノーベル物理学賞の受賞者は日本の物理者・江崎玲於奈さん(48)。受賞理由は、「半導体内および超伝導体内の各々におけるトンネル効果の実験的発見」。

アルケーを知りたい(260) ノーベル物理学賞 1969年 マレー・ゲルマンさん

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▼1969年のノーベル物理学賞の受賞者はアメリカの物理者マレー・ゲルマンさん(40)。受賞理由は、「素粒子の分類およびその相互作用に関する発見」。 ▼「クォーク」「量子色力学(QCD)」はマレー・ゲルマンさんが名付け親。

アルケーを知りたい(259) ノーベル物理学賞 1965年 リチャード・ファインマンさん

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▼1965年のノーベル物理学賞の受賞者は、朝永さん以外に2人。うち一人がアメリカの物理者リチャード・ファインマンさん(47)。受賞理由は、「量子電気力学分野での基礎的研究」。

アルケーを知りたい(258) ノーベル物理学賞 1965年 朝永振一郎さん

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▼1965年のノーベル物理学賞の受賞者は、日本の物理者朝永振一郎さん(59)。受賞理由は、「量子電気力学分野での基礎的研究」。

アルケーを知りたい(257) ノーベル物理学賞 1964年 チャールズ・タウンズさん

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▼1964年のノーベル物理学賞の受賞者は、アメリカの物理者チャールズ・タウンズさん(49)。受賞理由は、「メーザー、レーザーの発明および量子エレクトロニクス分野の基礎研究」。 ▼以前、富士通がCD-ROMを搭載した「FM TOWNS」というパソコンを発売した。これはタウンズさんの名前に因んだものだった(今まで知らんかったわ)。名前の綴りの通りに「Townes」とすると分かりにくくなるのでeを取ったという。 【 メーザー  maser】 Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation(誘導放出によるマイクロ波増幅)の頭字語。マイクロ波を増幅したりコヒーレントなマイクロ波を発生させる装置。 【レーザー laser】 Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(誘導放出による光増幅放射)の頭字語。指向性と収束性に優れた、ほぼ単一波長の電磁波(コヒーレント光)を発生させる装置。

アルケーを知りたい(256) ノーベル物理学賞 1963年 ユージン・ウィグナーさん

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▼1962年のノーベル物理学賞の受賞者は、オーストリアの物理者ユージン・ウィグナーさん(61)。受賞理由は、「原子核および素粒子に関する理論への貢献、特に対称性の基本原理の発見とその応用」。

アルケーを知りたい(255) ノーベル物理学賞 1962年 レフ・ランダウさん

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▼1962年のノーベル物理学賞の受賞者は、ロシアの理論物理者レフ・ランダウさん(54)。受賞理由は、「凝集系の物理、特に液体ヘリウムの理論的研究」。

アルケーを知りたい(254) ノーベル物理学賞 1960年 ドナルド・グレーザーさん

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▼1960年のノーベル物理学賞の受賞者は、アメリカの物理者ドナルド・グレーザーさん(34)。受賞理由は、「泡箱の発明」。 ▼受賞理由が、とても簡明。受賞した時の年齢が34才。泡箱を発明して3年後の受賞。 ▼泡箱がウィルソンの霧箱にとって代わる実験装置としてどれだけ有効で効果的なものかが伝わる。 ▼ドナルド・グレイ―ザーさんはオーケストラでビオラを弾く腕前。オットー・フリッシュさんとも合奏を楽しんだ。(何と少ししか覚えていないことだろう、p.266) ▼グレーザーさんは、若くしてノーベル賞を受賞したあと、36才から生物学と遺伝学の研究にシフトする。45才でベンチャー企業を設立して研究成果を還元している。挑戦して成果を上げる方法を体得した人物だ。

アルケーを知りたい(253) ノーベル物理学賞 1959年 オーウェン・チェンバレンさん

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▼1959年のノーベル物理学賞の受賞者は、アメリカの物理者オーウェン・チェンバレさん(39)。受賞理由は、「反陽子の発見」。 ▼【反陽子】陽子と質量とスピンが同じ。しかし、電荷が−1の反粒子。自然には存在しない。 1955年、セグレさんとチェンバレンさんがカリフォルニア大学バークレー校の加速器ベバトロンを使った実験で初めて生成した。

アルケーを知りたい(252) ノーベル物理学賞 1959年 エミリオ・セグレさん

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▼1959年のノーベル物理学賞の受賞者は、イタリア出身でアメリカの物理者エミリオ・セグレさん(54)。受賞理由は、「半導体の研究およびトランジスタ効果の発見」。 ▼イタリア時代、フェルミ先生の研究チームVia Panisperna boysのメンバーだった。

アルケーを知りたい(251) ノーベル物理学賞 1956年 ウォルター・ブラッテンさん

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▼1956年のノーベル物理学賞のもうひとりの受賞者は、アメリカの物理者ウォルター・ブラッテンさん(54)。受賞理由は、「半導体の研究およびトランジスタ効果の発見」。  ▼バーディーンさんと共に点接触型トランジスタを発明した 。

アルケーを知りたい(250) ノーベル物理学賞 1956年 ジョン・バーディーンさん

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▼1956年のノーベル物理学賞のもうひとりの受賞者は、アメリカの物理者ジョン・バーディーンさん(48)。受賞理由は、「半導体の研究およびトランジスタ効果の発見」。 ▼ブラッテンさんと共に「点接触型トランジスタ」を発明した。 ▼バーディーンさんは、1972年に2度目のノーベル物理学賞を受賞している。受賞理由は「超伝導現象の理論的解明」。

アルケーを知りたい(249) ノーベル物理学賞 1956年 ウィリアム・ショックレーさん

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▼1956年のノーベル物理学賞の受賞者は、アメリカの物理者ウィリアム・ショックレーさん(46)。受賞理由は、「半導体の研究およびトランジスタ効果の発見」。 ▼接合型トランジスタを発明した。

アルケーを知りたい(248) ノーベル物理学賞 1955年 ポリカプ・クッシュさん

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▼1955年のノーベル物理学賞の受賞者は、アメリカの物理者ポリカプ・クッシュさん(44)。受賞理由は、「電子のスペクトルの微細構造の発見」。

アルケーを知りたい(247) ノーベル物理学賞 1955年 ウィリス・ラムさん

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▼1955年のノーベル物理学賞の受賞者は、アメリカの物理者ウィリス・ラムさん(42)。受賞理由は、水素スペクトルの微細構造に関する研究」。 ▼Wikipediaによると、ラムシフトとは「原子中の電子のエネルギー準位がずれる現象」のこと。その理由は「真空エネルギーのゆらぎと軌道上の電子との相互作用により生じる」という。真空エネルギーの揺らぎ!? ロマンがある。

アルケーを知りたい(246) ノーベル物理学賞 1954年 ヴァルター・ボーテさん

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▼1954年のノーベル物理学賞の受賞者は、ドイツの物理者ヴァルター・ボーテさん(63)。受賞理由は、「コインシデンス法による原子核反応とガンマ線に関する研究」。 ▼Wikipediaのボーテさんの解説で目を引くのが次。 1941年、ボーテとペーター・イェンゼンはグラファイトの中性子の減速効果の研究結果を(ナチス政府)報告。   ↓ この結果が誤っていた。   ↓ ドイツの核開発が遅れた。 ▼ボーテさんらの研究結果の間違いは、意図的だったのだろうか? 興味がある。

アルケーを知りたい(245) ノーベル物理学賞 1954年 マックス・ボルンさん

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▼1954年のノーベル物理学賞の受賞者は、ポーランド生まれでイギリスの物理者マックス・ボルンさん(72)。受賞理由は、「量子力学、特に波動関数の確率解釈の提唱」。 ▼歌手のオリビア・ニュートン=ジョンさんは孫。

アルケーを知りたい(244) ノーベル物理学賞 1952年 エドワード・ミルズ・パーセルさん

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▼1952年のノーベル物理学賞のもう一人の受賞者は、アメリカの物理者エドワード・ミルズ・パーセルさん(40)。受賞理由は、「核磁気共鳴吸収による磁気モーメントの測定」。 ▼Wikipedia日本語版のエドワード・ミルズ・パーセルさんの記述は、次のように発見と受賞の関係が明確に書かれているので助かる。「1946年に液体中、固体中での核磁気共鳴を単独で発見した功績により、1952年度のノーベル物理学賞を受賞した。」

アルケーを知りたい(243) ノーベル物理学賞 1952年 フェリックス・ブロッホさん

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▼1952年のノーベル物理学賞の受賞者は、チューリッヒ生まれでアメリカの物理学者フェリックス・ブロッホさん(39)。受賞理由は、「核磁気の精密な測定における新しい方法の開発とそれについての発見」。 ▼核磁気共鳴画像法(MRI:magnetic resonance imaging)の原理を作った。

アルケーを知りたい(242) ノーベル化学賞 1951年 グレン・シーボーグさん

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▼1951年のノーベル化学賞のもう一人の受賞者は、アメリカの化学者グレン・シーボーグさん(39)。受賞理由は、「超ウラン元素の発見」。 ▼サイクロトロンでプルトニウムPuを発見した。

アルケーを知りたい(241) ノーベル化学賞 1951年 エドウィン・マクミランさん

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▼1951年のノーベル化学賞の受賞者は、アメリカの化学者エドウィン・マクミランさん(48)。受賞理由は、「超ウラン元素の発見」。 ▼サイクロトロンでネプツニウムNpを発見した。

アルケーを知りたい(240) ノーベル物理学賞 1951年 アーネスト・ウォルトンさん

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▼1951年のノーベル物理学賞のもう一人の受賞者は、アイルランドの物理学者アーネスト・ウォルトンさん(48)。受賞理由は、「加速荷電粒子による原子核変換の研究」。 ▼ケンブリッジ大学でコックロフトさんと作った「コックロフト・ウォルトン回路」で実験した成果で受賞。

アルケーを知りたい(239) ノーベル物理学賞 1951年 ジョン・コッククロフトさん

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▼1951年のノーベル物理学賞受賞者は、イギリスの物理学者ジョン・コッククロフトさん(54)。受賞理由は、「加速荷電粒子による原子核変換の研究」。

アルケーを知りたい(238) ノーベル物理学賞 1950年 セシル・パウエルさん

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▼1950年のノーベル物理学賞受賞者は、イギリスの物理学者セシル・パウエルさん(47)。受賞理由は、「写真による原子核崩壊過程の研究方法の開発および諸中間子の発見」に対して。

アルケーを知りたい(237) ノーベル物理学賞 1949年 湯川 秀樹さん

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▼1949年のノーベル物理学賞受賞者は、湯川 秀樹さん(42)。受賞理由は、「陽子と中性子との間に作用する核力を媒介するものとして中間子の存在を予想」に対して。

アルケーを知りたい(236) ノーベル物理学賞 1948年 パトリック・ブラケットさん

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▼1948年のノーベル物理学賞受賞者は、イギリスの物理学者パトリック・ブラケットさん(51)。受賞理由は、「ウィルソンの霧箱による原子核物理学および宇宙線の分野における発見」に対して。

アルケーを知りたい(235) ノーベル物理学賞 1947年 エドワード・アップルトンさん

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▼1947年のノーベル物理学賞受賞者は、イギリスの物理学者エドワード・アップルトンさん(55)。受賞理由は、「上層大気の物理的研究、特にアップルトン層の発見」に対して。  ▼アップルトンさんは丸い地球上で、見えない遥か遠くまで電波が届くのは、電離層のおかげであることを証明した電波の専門家。BBCとの共同研究。 ▼BBCはイギリスの子供たちのプログラミング教育に熱心。気になる存在。

アルケーを知りたい(234) ノーベル物理学賞 1945年 ヴォルフガング・パウリさん

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▼1945年のノーベル物理学賞受賞者は、オーストリア生まれの物理学者ヴォルフガング・パウリさん(45)。受賞理由は、「パウリの原理とも呼ばれる排他原理の発見」に対して。