アルケーを知りたい(118) 磁場 Magnetic field

▼磁場。電場に対する磁場、電荷に対する磁荷。動きと共に出現する不思議な関係。磁気量の単位はウェーバWb。



▲Wilhelm Weber さん。物理学者。1804年、ドイツ生まれ。父は神学教授。1826年(22才) ハレ大学で博士。リードオルガンの音響に関する研究。1828年(24才) 学会でガウスさん(51才)と知り合う。ガウスさんはゲッチンゲン大学の教授で天文台長。1831年(27才) ガウスさんの推薦を得てゲッティンゲン大学で教授(物理学)。ガウスさんと地磁気や電磁気の単位系の共同研究。1833年(29才) ゲッチンゲン地磁気観測所を設立。電信装置を製作し観測所と天文台の間に回線を引く。世界初の実用的電信装置。1840年(36才) ヘルムホルツさんの検流計をもとに交流の電流や電圧が測定できる電流力計(ダイナモメーター)を製作。1846年(42才) ダイナモメーターで2本の導線間に働く力を正確に測定。導線中の荷電粒子に働く力を方程式で表現(ヴェーバーの法則)。1852年(48才) ガウスさんと共同で電磁単位系を発表。ファラデーさんが発見していた反磁性をアンペールさんの分子電流モデルで説明。1871年(67才) 電気は荷電した粒子の流れと発表。電子論のさきがけとなる。1891年(87才) ゲッティンゲンで死去。


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