アルケーを知りたい(132) ラザフォード散乱 Rutherford scattering

▼ラザフォード散乱。ケンブリッジ大学キャヴェンディッシュ研究所とマンチェスター大学で行われた師弟の研究が鍵。


▲Hans Geigerさん。ドイツの物理学者。1882年、ドイツ生まれ。父はエアランゲン大学の教授(インド学)。1902年(20才) エアランゲン大学で物理学と数学を学ぶ。1906年(24才) エアランゲン大学で博士。ラザフォード先生と出会う。1907年(25才) マンチェスター大学でラザフォード先生の助手。1908年(26才) ラザフォード先生と電極を封入したガラス管でアルファ粒子のカウンターを制作。論文『物体によるアルファ粒子の散乱について』発表。1909年(27才) ガイガー・マースデン実験(1913年まで)。論文 『アルファ粒子の拡散反射について』を発表。1910年(28才) 論文『物質によるアルファ粒子の散乱』を発表。1911年(29才) ガイガー・ヌッタルの法則を発表。ラザフォード先生が論文『α および β 粒子の物質による散乱と原子の構造』を発表。1912年(30才) ベルリンの連邦物理工学研究所でリーダー。1913年(31才) マースデンと論文『大きな角度でのアルファ粒子の偏向の法則』を発表。1925年(43才) クリスティアン・アルブレヒト大学キールで教授。1928年(46才) ヴァルター・ミュラーとガイガー=ミュラー計数管を開発。1929年(47才) ヒューズ・メダルを受賞。1945年(63才) ポツダムで死去。


▲Ernest Marsdenさん。イギリス出身、ニュージーランドの物理学者。1889年、マンチェスター生まれ。1908年(19才) マンチェスター大学でラザフォード先生と出会う。助手のハンス・ガイガーと実験を手伝う。1909年(20才) ガイガーマースデン実験(1913年まで)。1915年(26才) ラザフォード先の推薦でニュージーランドのウェリントン大学で教授(物理学)。1918年(29才) WWI中、フランスで従軍、武功十字章を授与。WWI終戦。1922年(33才) ニュージーランド教育省で教育局次長。1926年(37才) 科学産業研究省を新設。1939年(50才) WWII。レーダーの開発に従事。1947年(58才) ニュージーランド王立協会会長。ニュージーランドの科学連絡担当官としてロンドン赴任。1954年(65才) 引退し、ニュージーランドのウェリントンに戻る。1970年(81才) ウェリントンで死去。

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