アルケーを知りたい(167) ガイガー=ミュラー計数管 Geiger-Müller counter

▼ガイガー=ミュラー計数管。放射線の検出装置。放射線の検出方法には、電離作用と発光作用の二つがある。ガイガー=ミュラー計数管は、電離作用を利用するタイプ。一台で両方の機能を備えた装置も販売されている。


▲ハンス・ガイガー Hans Geigerさん。電離作用を利用したα線検出器ガイガーカウンタを開発。1882年、ドイツ生まれ。1906年(24才) エアランゲン大学で博士。ラザフォード先生と出会う。1907年(25才) マンチェスター大学でラザフォード先生の助手。1908年(26才) ラザフォード先生と電極を封入したガラス管でα粒子のカウンターを制作。1909年(27才) ガイガー・マースデン実験(1913年まで)。論文 『アルファ粒子の拡散反射について』を発表。1910年(28才) 論文『物質によるα粒子の散乱』を発表。1912年(30才) ベルリン連邦物理工学研究所でリーダー。1913年(31才)マースデンさんと論文『大きな角度でのα粒子の偏向の法則』を発表。1925年(43才) クリスティアン・アルブレヒト大学で教授。1928年(46才) ヴァルター・ミュラーとガイガー=ミュラー計数管を開発。1945年(63才) ポツダムで死去。


▲ヴァルター・ミュラー Walther Müllerさん。ガイガー=ミュラー計数管を開発。1905年、ドイツのハノーファー生まれ。1925年(20才) キール大学でガイガーさんの指導を受ける。1928年(23才) 放射線による気体の電離の研究からガイガー=ミュラー計数管を開発。1939年(34才) WWII。1945年(40才) WWII終戦。テュービンゲン大学で教授。オーストラリアで経済省の顧問。アメリカでGM管の製造会社を設立。1979年(74才) カリフォルニアで死去。


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