アルケーを知りたい(168) 半減期 half-life

 ▼半減期。英語ではhalf-lifeという。短いものから長いものまである。長いものは例えばウランは44億年。

▼ウランを発見したのはドイツの化学者クラプロートさん。97年後に放射線を発していることをベクレルさんが発見。



▲マルティン・クラプロート Martin Klaprothさん。ウランを発見したドイツの化学者。

1743年、ドイツのザクセン=アンハルト州ヴェルニゲローデ生まれ。1759年(16才) 薬局の助手。働きながら経験を積む。1770年(27才) ベルリンで著名な化学者ローゼの助手。後、後継者になる。1782年(39才) オーストリアの化学者F.J.ミュラーさんが単体分離した新元素をテルルTeと命名。1789年(46才) 閃ウラン鉱から酸化ウランを精製しウランUを発見。1803年(60才) スウェーデンのバストネス鉱山でセリウムCeを発見。1795年(52才) 鉱石から新しい金属を発見、チタンTiと命名。1798年(55才) ジルコン ZrSiO4 からジルコニウムZrを発見。1810年(67才) ベルリン大学が創設、初代の教授(化学)。1817年(74才) 死去。


▲アンリ・ベクレル Henri Becquerelさん。

1852年、パリ生まれ。エコール・ポリテクニークで自然科学を国立土木学校で工学を学ぶ。1896年(44才) ウラン鉱石の隣の未感光の写真乾板が感光しているのを見てウランが放射線を発するのを確認。1903年(51才) ノーベル物理学賞受賞(放射能の発見)。1908年(56才) ル・クロワジックで死去。1975年、ベクレルさんの名前に因んで放射線の国際単位がベルレルBqになる。

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