1826、臭素~バラール(仏):アルケーを知りたい(618)

今回は化学。

臭素。元素記号は Br、原子番号35、bromine。刺激臭、猛毒。
名前の由来は、ギリシャ語の悪臭 bromos から bromine。フランス学士院が決定。

▼用途は難燃剤や写真フィルムの材料。スターの写真をブロマイドという。これは印画紙に臭化銀を用いていたから。

バラール Antoine Jerone Balard 1802年9月30日 - 1876年3月30日 
フランスの化学者 
【人物】モンペリエ生まれの薬剤師
【教育】モンペリエの薬学学校卒業
【職業】モンペリエ市の役所で化学助手、王立大学で化学教授
 1842(40) ソルボンヌ大学で教授
 1851(49) コレージュ・ド・フランスで教授
【業績】1826(24)臭素を発見

【ネットワーク】
レーヴィヒ Carl Jacob Löwig 1803年3月17日 - 1890年3月27日 ドイツの化学者。ブレスラウ大学でブンゼンの後任教授。▼1826(23) バラールとは独立に臭素を発見、発表はパラールが先

パスツール Louis Pasteur 1822年12月27日 - 1895年9月28日 フランスの生化学者・細菌学者。近代細菌学の開祖。▼1848(26) 師匠バラールの下で酒石酸を研究。

ベルトロ Pierre Eugène Marcellin Berthelot 1827年10月25日 - 1907年3月18日 フランスの化学者。▼最初はバラールの弟子、次に助手、そして同僚になった。

【似顔絵サロン】

















〔参考〕
『理科年表2022』
https://en.wikipedia.org/wiki/Antoine_J%C3%A9r%C3%B4me_Balard

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