祐子内親王家紀伊の歌~アルケーを知りたい(1065)

祐子内親王家紀伊は百人一首72番歌「音にきく高師の浜のあだ波は かけじや袖のぬれもこそすれ」の作者。
▼これが噂に聞いていた大阪湾高師の浦の「あだ波」か、しぶきがかかって袖が濡れないようにしなくては、と解釈。どこの浜でも波は暴れると思うけど、かつての高師の浦の波はあばれる代表格だったのかな。

▼祐子内親王家紀伊 ゆうしないしんのうけ の きい
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平安時代院政期の歌人。後朱雀天皇の皇女、祐子内親王の女房。

▼祐子内親王家紀伊の和歌と*勝手に解釈
音に聞く高師の浦のあだ波は かけじや袖の濡れもこそすれ
*うわさに聞いていた高師の浦の波。かからないようにしましょう、袖が濡れてしまいますから。

海路
舟とめて見れどもあかず松風に 波よせかくる天の橋立
*舟を止めてまで眺めても飽きることがありません。吹いてくる風で天橋立に波が寄せている風景は。

【似顔絵サロン】














〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%90%E5%AD%90%E5%86%85%E8%A6%AA%E7%8E%8B%E5%AE%B6%E7%B4%80%E4%BC%8A
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/y_ki.html

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