式子内親王の歌~アルケーを知りたい(1068)

式子内親王は百人一首89番歌「玉の緒よ絶えなば絶えね長らへば しのぶることの弱りもぞする」の作者。

▼式子内親王 しきしないしんのう 
1149久安5年 - 1201建仁元年3月1日 52歳。
皇族。後白河天皇の第3皇女。以仁王は弟。1190年、出家。和歌の師匠は藤原俊成(83番歌)藤原定家(97番歌)と親交。

▼式子内親王の和歌と*勝手に解釈
玉の緒よ絶えなば絶えね長らへば しのぶることの弱りもぞする
*わが命、絶えるなら絶えてよし。長く生きれば弱って我慢していたことが表に出てしまうから。

斧の柄の朽ちし昔は遠けれど ありしにもあらぬ世をもふるかな
*月日の経つのは早いもので昔は遠くなってしまったけど、いまはありえないような世の中になった。

見しことも見ぬ行く末もかりそめの 枕に浮ぶまぼろしの中
*見たこともまだ見たこともない世の中の行く末も、夢に浮かぶ幻のようだ。

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〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%8F%E5%AD%90%E5%86%85%E8%A6%AA%E7%8E%8B
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/syokusi.html

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