阿倍仲麻呂の歌~アルケーを知りたい(1072)

阿倍仲麻呂は百人一首7番歌「天の原ふりさけみれば春日なる 三笠の山に出でし月かも」の作者。
阿倍仲麻呂、すごい人。19歳で唐に留学、以後、帰国できず72歳で亡くなるまで唐で過ごした。

▼安倍 仲麿 / 阿倍 仲麻呂 あべ の なかまろ
698(文武天皇2)年 - 770(宝亀元)年1月 72歳。
 奈良時代の遣唐留学生。筑紫大宰帥・阿倍比羅夫の孫。中務大輔・阿倍船守の長男。

717(19) 遣唐使に同行して唐の長安に留学。仲間の留学生に吉備真備玄昉がいた。唐では玄宗に仕えた。中国名は、朝衡、晁衡。李白王維儲光羲ら詩人と親交。帰国叶わず。

▼阿倍仲麻呂の和歌と*勝手に解釈
もろこしにて月を見てよみける
あまの原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも
*大空を仰ぐと見えるのは、春日の三笠山に出たあの月かも。
この歌には次の説明がついている。「この歌は、昔、仲麿を、もろこしに物習(ものなら)はしに遣はしたりけるに、あまたの年を経て帰りまうで来ざりけるを、この国よりまた使(つかひ)まかり至りけるにたぐひて、まうで来なむとて出で立ちけるに、明州といふ所の海辺にて、かの国の人、うまのはなむけしけり。夜になりて、月のいとおもしろくさし出でたりけるを見て、よめるとなむ、語りつたふる」

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〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%80%8D%E4%BB%B2%E9%BA%BB%E5%91%82
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/tyuman2.html

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