天智天皇の歌~アルケーを知りたい(1078)

天智天皇は百人一首1番歌「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露に濡れつつ」の作者。
▼百人一首のトップバッター、天智天皇。天智天皇の業績を知らないときにみた1番歌と、知ったあとで見る1番歌は、同じ歌なのに印象が変わる。またこれからも変わるのだろう。和歌とは不思議なもの。

▼天智天皇 / 中大兄皇子 てんちてんのう
626推古天皇34年 - 672天智天皇10年1月7日 46歳。
 舒明天皇の第二皇子、第38代天皇。母親は皇極天皇(のち斉明天皇)。中臣鎌足と乙巳の変、大化の改新。娘が持統天皇。息子が大友皇子(弘文天皇)。弟が大海人皇子(天武天皇)。

▼天智天皇の和歌と*勝手に解釈
わたつみの豊旗雲に入日さし 今夜の月夜さやけかりこそ
*夕陽が海の上の豊旗雲を照らして輝いている。今夜は清い月夜であろう。

題しらず
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ 我が衣手は露にぬれつつ
*秋の田の刈穂を小屋の屋根に差しかけた荒い目なので、私の袖の手は露に濡れている。

題しらず
朝倉や木の丸殿に我がをれば 名のりをしつつ行くは誰が子ぞ
*九州朝倉に建てた木の丸殿に私がいると自分の名前を名乗って通り過ぎる者がいる。誰の子だろう。

【似顔絵サロン】





















































































〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%99%BA%E5%A4%A9%E7%9A%87
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/tennji2.html

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