山部赤人の万葉集1005-1006番歌~アルケーを知りたい(1204)
▼吉野を「山高み 川早み」「この山の この川の」といって讃える歌。赤人は、吉野に宮を造るのは山と川が素晴らしいからと説明する。
八年丙子の夏の六月に、吉野の離宮に幸す時院に、山部宿禰赤人、詔に応へて作る歌一首 幷せて短歌
やすみしし 我が大君の
見したまふ 吉野の宮は
山高み 雲ぞたなびく
川早み 瀬の音ぞ清き
神さびて 見れば貴く
よろしなへ 見ればさやけし
この山の 尽きばのみこそ
この川の 絶えばのみこそ
ももしきの 大宮ところ
やむ時もあらめ 万1005
反歌一首
神代より吉野の宮にあり通ひ 高知らせるは山川をよみ 万1006
*神代の時代から吉野の宮に通い続け、宮殿を御つくりになるのは、山と川が素晴らしいからです。
【似顔絵サロン】山部赤人(700-736)の先代人。アッティラ Attila 406 - 453 フン族とその諸侯の王。ロシア・東欧・ドイツを結ぶ大帝国を築き上げた大王。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_utabito&dataId=695
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E9%83%A8%E8%B5%A4%E4%BA%BA
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/akahito2.html
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