柿本人麻呂の万葉集235番歌~アルケーを知りたい(1179)

▼今回の歌は、万葉集第三巻の冒頭に出てくる人麻呂作の雑歌。この天皇が誰をいうのかというと、持統天皇、天武天皇、文武天皇の説があるらしい。

  天皇、雷の岳に幸す時に、柿本朝臣人麻呂が作る歌一首
大君は神にしませば天雲の 雷の上に廬らせるかも 万235
 右は或本には「忍壁皇子に献る」といふ。
その歌には「大君は神にしませば雲隠る 雷山に宮敷きいます」といふ。
*大君は神であられるので、天の雲、雷の上の廬にいらっしゃる。

【似顔絵サロン】柿本人麻呂(660-724)の先代人。ホルミズド4世 Hormizd IV 540 - 590 ササン朝の王。ホスロー1世の息子。














〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetailLink?cls=d_utabito&dataId=201
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%BF%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E9%BA%BB%E5%91%82
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/hitomaro2_t.html

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