万葉集巻第1_2番歌(大和には)~アルケーを知りたい(1706)
▼今回から万葉集巻1に戻ります。歌と歌人、その人に関係する人々を見てゆきます。寄り道が多くなりそうです。最初は2番歌から( 1番歌はその時が来てからやる予定。何しろ”濃い”ので)。2番歌は短めの長歌。 舒明天皇が香具山に登り、風景を眺めて大和がよい国だと褒める歌。「 うまし国ぞ 蜻蛉島 (あきづしま) 大和の国は」。口ずさむと心が落ち着く。 高市の岡本の宮に天の下知らしめす天皇の代 息長足日広額天皇 天皇、香具山に登りて国を望たまふ時の御製歌 大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は 鴎立ち立つ うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は 万2 *よい国だ、大和の国は。 【似顔絵サロン】 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1