万葉集巻第7_1089番歌(大海に島もあらなくに)~アルケーを知りたい(1908)
▼今回は、天皇が伊勢に行幸したときに随行した人が詠んだ歌。作者不明。目の前に広がる海、おだやかな波、空には雲。陸から見たのか、舟から見たのか分からない。分からないことが多いけど、風景が見えて来そう。主張も感想もない、物語の始まりか途中かもわからない。この風景描写から自分で感じれば良いのだろう、この歌は。 大海に島もあらなくに海原の たゆたふ波に立てる白雲 万1089 *大きな海、島もない海原でたゆたう波の上に見える白い雲。 右の一首は、伊勢の従駕(おほみとも)の作。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7