万葉集巻第1_61番歌(ますらをのさつ矢手挟み)~アルケーを知りたい(1766)
▼今回の歌は構造が面白い。「ますらをのさつ矢手挟み立ち向ひ射る」までは「円方」の序。本体は「円方は見るにさやけし」。現在の円方は 三重県松阪市の万葉遺跡。伊勢湾に流れ込む川の一帯。娘子に歌にしてもらうと土地のバリューが上がるのだ。 舎人娘子、従駕にして作る歌 ますらをのさつ矢手挟み立ち向ひ 射る円方 (まとかた) は見るにさやけし 万61 *益荒男が幸い多い矢を手に挟み持って立ち向かい射る的。そんな的=円方の地はとても爽やかです。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1