万葉集巻第7_1111番歌(いにしへもかく聞きつつか)~アルケーを知りたい(1930) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 11, 2026 ▼川岸に佇んで瀬の水音を聞く人の姿、いいなと思ふ。 いにしへもかく聞きつつか偲びけむ この布留川の清き瀬の音を 万1111 *昔もこんなふうに聞いていたのだろうか、布留川の清らかな瀬の音を。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1110番歌(ゆ種蒔くあらきの小田を)~アルケーを知りたい(1929) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 10, 2026 ▼今回の歌は、「ゆ種」「あらきの小田」という言葉が何だろう?と思わせて目を引く。清めた籾を撒く田を探すという意味らしい。主人公は、川に入る可能性を考えてか、裾を上げてやってきた。そして川の瀬で濡れた、という歌。最初、濡れたのは想定外だったからこの歌?と思ったのだけれど、そうじゃなくて、狙い通り川に入って濡れたのだ、と予定していたことを実現させて、ちょっとドヤってる気分なのか?とも思える。不思議に気になる歌。 ゆ種蒔くあらきの小田を求めむと 足結ひ出で濡れぬこの川の瀬に 万1110 *清めた籾を蒔くのに相応しい田を探そうと袴の裾を上げて来たんだけど、この川の瀬で濡れてしまった。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1109番歌(さ檜隈檜隈川の)~アルケーを知りたい(1928) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 09, 2026 ▼女性からこういうことを言われるとなぜか嬉しくなるのが男、と思うのだが違うか。単純すぎるか。男が警戒している女性だったら、またいつもの手か、と冷静かも知れない。ここではそんなくどくどしい詮索はやめて、微笑みながらこの歌を眺めるのがよろしき。 さ檜隈 (ひのくま) 檜隈川の瀬を早み 君が手取らば言寄せむかも 万1109 *檜隈の檜隈川の瀬が早いので、あなた様の手におすがりすると噂になるでしょうか。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1108番歌(泊瀬川流るる水脈の)~アルケーを知りたい(1927) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 08, 2026 ▼今回の歌のように、川の流れは緩急があって、瀬( 浅くて流れが速い場所 )では水の音が聞こえる。波の音が良い。うん、そうだ。聞きに行きたい。 泊瀬川流るる水脈 (みを ) の瀬を早み ゐで越す波の音の清けく 万1108 *泊瀬川の水が瀬でいっそう早くなり、波の音も清らかです。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1107番歌(泊瀬川白木綿花に)~アルケーを知りたい(1926) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 07, 2026 ▼今回の歌のような風景描写が出て来ると、自分の記憶と照らし合わせて、近いものがないか探そうとする。あれば共感、分かる気持ちになる。なければそれは遠いもの、分からないものになる。1107番の「滝で飛び散る水が木綿の花のよう」では木綿の花を見た記憶がない。でも堤を越えて落ちる水が飛び散って白い花のように見えるのは、分かる。近所にもあるし。未知が二つでは困るけど、どちらか知っていると何とか行けるものだ。 泊瀬川白木綿花に落ちたぎつ 瀬をさやけみと見に来し我れを 万1107 *泊瀬川。流れ落ちる水が白い木綿の花のよう。清らかな瀬を見に来た私です。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1106番歌(かはづ鳴く清き川原を)~アルケーを知りたい(1925) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 06, 2026 ▼蛙の鳴き声が聞こえる清らかな川原の歌。また来たいと思う場所だったのだろう。蛙の鳴き声がうるさい夜があったなあという記憶があります。声の主は田んぼ周辺の蛙たちだった、と思ふ。 かはづ鳴く清き川原を今日見ては いつか越え来て見つつ偲はむ 万1106 *今日、カエルが鳴く清らかな川原を見ました、またここに戻って来て楽しむつもり。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む
万葉集巻第7_1105番歌(音に聞き目にはいまだ見ぬ)~アルケーを知りたい(1924) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 05, 2026 ▼今回の冒頭の「音に聞き」は、話では聞いていた、という意味。音、というくらいだから、人が話しているのを聞いた、という表現だ。音に聞いていたものを実際に見た!と詠った歌。感想はどうなんだろう。 音に聞き目にはいまだ見ぬ吉野川 六田の淀を今日見つるかも 万1105 *噂は聞いていましたが見たことがなかった吉野川の六田の淀を今日、見ましたよ。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7 続きを読む