万葉集巻第6_955-956番歌(さす竹の大宮人の家と住む)~アルケーを知りたい(1818)
▼今回は2首セット。大宰府の長官に赴任した大伴旅人に、迎えるスタッフが声をかけたやりとりの歌。石川足人は、旅人が住み慣れた都を「さす竹の大宮人の家と住む佐保の山」と表現する。旅人は「大君が治める国だから大和も筑紫も同じ」と応える。旅人は山上憶良、 沙弥満誓ら歌仲間が出来る。人呼んで筑紫歌壇。 大宰少弐 石川朝臣足人 が歌一首 さす竹の大宮人の家と住む 佐保の山をば思ふやも君 万955 *大宮人がホームにしている佐保の山を思い出しておられますか、貴方様は。 帥 大伴卿 が和ふる歌一首 やすみしし我が大君の食 (を) す国は 大和もここも同じとぞ思ふ 万956 *我らが大君が治める国だから、大和もここも同じと思いますよ。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6