万葉集巻第7_1197番歌(手に取るがからに忘ると)~アルケーを知りたい(2031)
▼万葉時代は、忘れたいことがあるとき、手に取るだけで忘れてしまえる「忘れ貝」という便利ツールがあった。でも効き目のほどは、当時も怪しまれていたようだ。四文字熟語「半信半疑」の例だな。 手に取るがからに忘ると海人の言ひし 恋忘れ貝言にしありけり 万1197 *手に取るだけで忘れられると海人が主張する恋忘れ貝。言うほどの効果があるだろうか。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7