万葉集巻第7_1114番歌(我が紐を妹が手もちて)~アルケーを知りたい(1933)
▼この歌の内容は、結八川をまた見に来よう、なのだが(つまりシンプル)、上の句の仕掛けが楽しい。手もちて結八川。手もちては誰が?というと、妹。何を手もちて?というと紐。紐は誰の?というと我。最初から読んでも、逆から読んでも楽しめる。上の句を行ったり来たりした後、下の句を見ると、またかへり見む万代までに、となる。下の句にうまくつながっているわ。で、 結八川はどこにあるのか、というと今は分からない。 我が紐を妹が手もちて結八川 (ゆふやがは) またかへり見む万代 (よろづよ) までに 万1114 *私の帯紐を妻が結ぶという結八川だ。これからもまた見に来よう。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7