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万葉集巻第7_1214番歌(安太へ行く小為手の山の)~アルケーを知りたい(2019)

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▼下の句の「 蘿生(こけむ)しにけり」だけど、9月の長雨のためか苔生している道を発見。「大学の体育館横のブロック歩道も 久しく見ねば蘿生しにけり」。苔が生すと風情がある。 安太 (あだ) へ行く小為手 (をすて) の山の真木の葉も 久しく見ねば蘿生 (こけむ) しにけり  万1214 *安太へ行く途中の小為手山の真木の葉。久しく見ないうちに苔が生すほど茂っている。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

万葉集巻第7_1213番歌(名草山言にしありけり)~アルケーを知りたい(2018)

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▼今回は八つ当たりの歌。名草山こそいい迷惑(笑)。 名草山言にしありけり我が恋ふる 千重の一重も慰めなくに  万1213 *名草山というのは名前だけだな。私が恋しいと思っている気持ちの千分の一の慰めにもならない。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

万葉集巻第7_1212番歌(足代過ぎて糸鹿の山の)~アルケーを知りたい(2017)

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▼文字通りに受け取ると、桜に散るな、というのは無理な頼みというもの。でもこの歌を見るうちに、歌い手の気持ちが分かるような気になるのが不思議。 足代過ぎて糸鹿 (いとか) の山の桜花 散らずもあらなむ帰り来るまで  万1212 *足代を過ぎたところにある糸鹿山の桜花よ、私が帰って来るまで散らないで待っててくれ。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

万葉集巻第7_1211番歌(妹があたり今ぞ我が行く)~アルケーを知りたい(2016)

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▼今回は、旅人が、家で待つ大切な人の顔を見たい気持ちを歌にしたもの。山の名前が妹山だけに、妻のことが目に浮かぶのだ。「言とはずとも」せめて「目のみだに」と言っている気持ちが切ない。 妹があたり今ぞ我が行く目のみだに 我れに見えこそ言とはずとも  万1211 *妹山の近くを通っているのだが、妻の顔だけでも見えると良いのになあ、言葉は交わせなくても。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

万葉集巻第7_1208番歌(妹に恋ひ我が越え行けば)~アルケーを知りたい(2015)

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▼今回は、妻を恋しながら旅していたとき、妹山と背山が並んでいるのを見て羨ましいと思う歌。今はまとめて 妹背山と呼ばれているようだ。 妹に恋ひ我が越え行けば背の山の 妹に恋ひずてあるが羨しさ  万1208 *私は妻が恋しいと思って遠路を進むのだが、背山は妹山がすぐ近くにいて羨ましい。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

万葉集巻第7_1210番歌(我妹子に我が恋ひ行けば)~アルケーを知りたい(2014)

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▼今回も二つの山が夫婦に見える、という歌 。「羨ましくも」が効いてる。一人旅で寂しくなっているようだ、この人は。 我妹子に我が恋ひ行けば羨しくも 並び居るかも妹と背の山  万1210 *妻を恋しく思いながら旅を続けていると、妹山と背山が並び立っているのが見えて羨ましい。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

万葉集巻第7_1209番歌(人にあらば母が愛子ぞ)~アルケーを知りたい(2013)

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▼今回は冒頭から「人にあらば」と言って山を人に例えている歌。同じ背山と妹山を見て、前回は夫婦、今回は母と子。見立て方は違ってもじんわりと情愛が伝わるのは同じ。なぜそう感じるのだろう? 歌の言葉に前回は「 許せやも」今回は「愛子ぞ」が入っているからと思ふ。 人にあらば母が愛子ぞあさもよし 紀の川の辺の妹と背の山  万1209 *人に例えれば母親とその愛しい子にあたる。紀の川の妹山と背山は。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7