アルケーを知りたい(10)物質・純物質・単体

 ▼この10回で原子の概要が少しだけ分かってきた(同時に分からないことも出てきた)。いまの中学生は原子を構成している素粒子の名前も学んでいるんだ、ということに驚いた。さらに高校生で物理・化学を選択すると、量子力学まで学ぶことも参考書で分かった。

▼大人の私が小中高生に「しっかり勉強するんだよ」というのは簡単。だけど、これから自分が受験に向けて物理・化学をやったら、すぐ何が何だか分からなくなるな、ということはよく分かった。

▼第2回学力向上アプリコンテストのスタッフで電通大プログラミング教室講師の志田さん(電通大B4)は、高校時代は物理と化学を取っていましたと楽しそうに語っていた。一目置いてます。

▼いまこのブログではアルケーを知りたくて、原子に焦点を当てて、中学高校の物理・化学の参考書やWikipediaを見ているところだ。今回は、世界の物質を混合物と純物質の二つに分類する、という大胆な方法を見た。世界を何かの軸で二つに分類するって、すごくないか。

▼さらに純物質を化合物と単体に分ける、という方法を知った。「分ける」イコール「分かる」という話のとおり、分けると分かった気になるから不思議だ。それにしても、世界の物質を混合物・純物質・化合物・単体に分けるやり方が洗練を重ね、ついに教科書に載るまでにどれくらいの歴史的な時間がかかっただろうか? 100年、500年、1000年? ギリシャ哲学の時代から見れば2500年。半端ない。

▼現役の中高生は、歴史に思いを馳せ過ぎると授業の進度と合わなくなる危険があるので、ほどほどに(笑)。学校を出たあとなら、なんぼでも好きなだけ調べられるから、楽しみにするが良いぞ。























▲古代ギリシャ哲学者のエンペドクレスさんはアルケー(物質の根源)を「火・土・空気・水」の四元素とした。

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