アルケーを知りたい(15)原子番号と質量数#2

▼元素記号の左下に原子番号添え、左上に質量数を添えて表記することは分かった。今回はそれに何の意味があるんか?を確認した。

▼質量数は、いろいろある原子の質量の大小を比較するためにある、らしい。例えばLiとNだけ見てもどっちがでかいのかぱっと分からないけど、Liが3でNが7と分かれば、すぐ分かる。なるほど、それは便利。ついでに質量数を表す記号がAなので(Aの由来は分からんが)表に付け足しておいた。Wikipediaを見ると陽子がprotonのp、中性子がneutronのnという。ということは、A=pの数+nの数という関係だね。

▼原子番号は、原子や元素の種類を区分するためにある、という。原子番号はそのまんま陽子の数のことなので、陽子の数が元素・原子の種類を決める、という話だ。つまり、世界中の物質の根源が原子核の中の陽子の数で決まる、という話。なんかクラクラしてきそう。

▼気を取り直します。原子番号はZという記号で表す。この記号を使うとA=pの数+nの数という関係は、A=Z+nとすっきり表現できる。Wikipediaによるとドイツ語 Zahl の頭文字とのこと。

▼陽子はプラスの電気を帯びているので原子核はプラス。その分、電子がマイナスの電気を帯びているので原子としてはプラマイ0。そういう話なんでしょうけど、質量で見れば陽子の1840分の1しかない電子が、なぜプラマイ0にできるだけの電気の量を持てるのだろう?不思議でならん。


















▲ヘリウムHeを発見、命名したノーマン・ロッキヤーさん。イギリスの天文学者。


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