アルケーを知りたい(3) 中学理科の原子

▼辞書の次は参考書で意味調べ。中学の物理分野と化学分野で原子はどのように説明されているのか、書店で並んでいる参考書でも分厚いと説明も詳しいだろうと踏んで確認した。「中学総合的研究、理科、三訂版」旺文社、2013年。

▼物理分野では原子は「物質をつくる小さな粒子」「原子核と電子」というキーワードで説明されている。化学分野では「分子を分解したもの」「化学的にそれ以上分割できない微粒子」「物質を構成する粒子」「水分子は水素原子と酸素原子からなる」と説明されている。

▼世界の物質を細かく砕いて砕いて砕いて砕いて砕いて砕いて・・・微粒子にすると原子になる、というイメージだ。水分子を砕いて水素原子と酸素原子にするともはや水の性質は持っていない。古代ギリシャ哲学者のタレスは万物の根源を水と考えていたので、我われがタレスに会ったら「水の粒子はさらに水素原子と酸素原子に分けられるんです」と説明できる。それを聞いたタレスさんが質問してくるとヤバくなりそうだけど(笑)。

▼そして原子は原子核があって、その周りを電子がいる、という構造になっているというところまで、中学の理科で原子について把握できる。












古代ギリシャ哲学者のアナクシメネスさんはアルケー物質の根源)を「空気」とした。


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