アルケーを知りたい(4) 高校物理の原子#1

 ▼中学の理科に比べると高校の物理は格段に難しくなる。高校の物理で原子はどんなふうに説明されているのかを平尾淳一著「総合的研究 物理」で見ると、p.715に「物質の構成要素は、我々の自然理解の進化とも関連しながら、階層的に理解されている」と説明があるので、下の表のように整理した。

▼この表で言いたいことのは、分子を細かく砕くと原子になる、原子は原子核と電子からなる、原子核は陽子と中性子からなる、という階層構造になっている、ということ。

▼原子の大きさは、10のマイナス8乗センチ。1億分の1センチ。原子核の大きさは原子の大きさの1万分の1。原子の中のほんの1点に原子核がある。ということは、原子全体はスカスカの空間というイメージ。

▼陽子と中性子の重さは同じ。電子の1837倍の重さがある。原子1個の重さは陽子と中性子の重さの合計。このあたりは古代ギリシャの哲学者は知らなかった情報だ。


古代ギリシャ哲学者のヘラクレイトスさんはアルケー物質の根源)を「火」とした。


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