アルケーを知りたい(1) 原子

▼今回から、ものの成り立ちの根源(ギリシャ哲学ではアルケーと言います。この用語は高校倫理で出て来ます)に関する知識を拡げるシリーズを始めます。情報源としては、辞書、中学理科、高校の物理・化学、Wikipedia、YouTubeを使う予定。

▼中学理科は義務教育の教科。一生の教養の土台だ。高校の理科になると中学より各段に難しくなる。もっとも、ここではものの成り立ちについての情報をアバウトに知るのが目的。だから、大学入試向けのシリアスな勉強としてではなく、知りたいことのイメージがだいたい掴めたかも、という気がするまで調べるアプローチで行きます。

▼最初のテーマは原子。まず言葉の意味調べから入る。広辞苑第7版を引いてみよう原子とは「物質を構成する単位の一つ」だと書いてある。この説明では、物質を構成する単位がいくつかあって、原子はそのワンノブゼムということなので、原子の他にも何かあるようだ。けど、それが何かは書いてないので分からない。

▼次に「各元素のそれぞれの特性を失わない範囲で到達し得る最小の微粒子」という説明がある。この中に「元素」という言葉が出てくる。元素を広辞苑で引くと「原子の種類」であり、具体的には「金・銀・銅ほか」だという。「原子番号の等しい原子は同じ元素である」という説明もある。「原子番号」の意味が分からないと、この説明を見ても?になりそう。調べることが増えていくのは楽しい。



▲古代ギリシャ哲学者のタレスさんはアルケー物質の根源を「水」とした。



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