アルケーを知りたい(34) ヒッグス粒子 Higgs boson

▼平尾物理によると「弱い力を媒介するゲージ粒子はウィークボゾンと呼ばれる。ウィークボゾンは電磁気力のゲージ粒子である光子とは異なり、0でない質量を持つ。この質量を説明する過程(ヒッグス機構)で新たな粒子が登場する。その粒子はヒッグス粒子と呼ばれる」(平尾淳一「総合的研究 物理」旺文社、2018年、p.723)

▼力を媒介する粒子をゲージ粒子という。ゲージ粒子には、弱い力を媒介するウィークボゾン、強い力を媒介するグルーオン、電磁気力を媒介する光子がある。

▼ゲージ粒子を質量で見ると、光子やグルーオンには質量がない。ウィークボゾンはわずかながら質量がある。この質量はどこから生まれてくるものか。それを調べたのがピーター・ヒッグスさん。ヒッグスさんが提唱した理論の中にヒッグス粒子が出てくる。

▼理論の提唱からヒッグス粒子の発見まで50年近くの年月を要した。



▲ヒッグス粒子のピーター・ヒッグスさん。イギリスの理論物理学者。質量の起源の理解につながる機構の発見で2013年にノーベル物理学賞を受賞。

コメント

このブログの人気の投稿

万葉集巻22番歌(常にもがもな常処女)~アルケーを知りたい(1242)

万葉集巻第二147‐149番歌(天の原振り放け見れば大君の)~アルケーを知りたい(1266)

山上憶良の沈痾自哀文第五段~アルケーを知りたい(1145)