アルケーを知りたい(43) 中性子線 neutron beam

▼中性子線は中性子が飛んでいる状態。

▼中性子を発見したのはラザフォードさんの弟子チャドウィックさんだった。フランスではキュリー夫人の長女夫妻が中性子を発見していたものの、ガンマ線ではないかと考え、それが中性子であることに気づかなかった。実験から発見したものが何者なのか正確に特定することの難しさを示すエピソードだ。

▼チャドウィックさんはWWIIでアメリカのマンハッタン計画にイギリスの科学者代表の形で協力する。中性子の専門家であると共に、国家プロジェクトの遂行力を備えた人物だった。



▲ラザフォードさんらイギリス物理学者のライバル、イレーヌ・ジョリオ=キュリーさん。フランスの原子物理学者。人工放射性元素の発見で1935年のノーベル化学賞を夫のジョリオさんと共に受賞。





▲ラザフォードさんらイギリス物理学者のライバル、フレデリック・ジョリオ=キュリーさん。フランスの原子物理学者。人工放射性元素の発見で1935年のノーベル化学賞を妻のイレーヌさんと共に受賞。

コメント

このブログの人気の投稿

大伴旅人の万葉集459番歌~アルケーを知りたい(1092)

大伴旅人の万葉集876-879番歌~アルケーを知りたい(1117)

大伴旅人の万葉集577番歌~アルケーを知りたい(1097)