アルケーを知りたい(110) 近接作用 action through medium
▼力の伝わり方をどう捉えるか、ニュートンさんは遠隔作用論、ファラデーさんは近接作用論を唱えた。今回は近接作用論。
▲Michael Faraday さん。1791-1867 イギリスの実験物理学者。
正規の高等教育を受ける機会がなく、独学と権威ある学者の元で身分差と嫉妬に悩まされながらも修行して実力を磨き人脈を作った人物。
1791年、イングランドのサリー州ニューイントン・バッツ(現在のロンドンの南)生まれ。父は鍛冶屋の見習い。
1805年(14才) 小学校を出たあと近所の製本兼書店で見習い(1812年21才まで)。読書を通じて電気に興味。見習い仲間から絵の手ほどきを受ける。
1812年(21才) ロンドン市哲学協会で勉強。応援者から貰った入場券で化学者ハンフリー・デービーさんの講演会に何度も参加。講演ノートを作成。
1812年(21才) 自作したボルタ電池で硫酸マグネシウムを電気分解。
1813年(22才) 王立研究所でデービーさんの化学助手。従者兼実験助手としてヨーロッパ旅行に同行(1815年まで)。多くの知己を得る。
1821年(30才) 結婚。デービーさんとの関係が悪化。
1823年(32才) 塩素の液化に成功。
1824年(33才) 王立協会フェロー。
1825年(34才) ベンゼンを発見。デービーさんの後任で英国王立実験所長。
1829年(38才) デービーさん死去(50才)。
1831年(40才) 電磁誘導を発見。
1832年(41才) オックスフォード大学から名誉博士号授与。
1833年(42才) 電気分解の法則を発見。
1845年(54才) 反磁性を発見。
1848年(57才) アルバート王配殿下の配慮でハンプトン・コート宮殿内で生活。
1853年(62才) 政府からクリミア戦争(1856年まで)のため化学兵器製造を打診され拒絶 。
1867年(76才) ハンプトン・コート宮殿内で死去。
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