アルケーを知りたい(158) 放射線 ionising radiation

▼放射線。高エネルギーの粒子や電磁波のこと。人体に影響するので取扱いが厳重注意。


▲ロルフ・マキシミリアン・シーベルト Rolf Maximilian Sievertさん。スウェーデンの放射線物理学者。1896年、スウェーデンのストックホルム生まれ。父は電線製造のシーベルトケーブルワークス創業者。1913年(17才) 父が死去。会社を相続。1919年(23才) ウプサラ大学入学で修士(理学)。シーベルトケーブルワークスの代表就任。ノーベル研究所で助手。1920年(24才) 自費で渡米、放射線の研究・治療施設を視察。放射線量を測定する電離箱であるシーベルトチャンバーを開発。1924年(28才) 私設の研究所「ラジウムヘメット」を開設。後、スウェーデン国立放射線防護研究所。初代所長(1937年まで)。1928年(32才) シーベルトケーブルワークスの経営を叔父に任せる。国際X線ラジウム防護委員会(IXRPC、後の国際放射線防護委員会)の設立メンバー、初代議長。1932年(36才) ウプサラ大学入学で博士。ストックホルム大学で准教授。1941年(45才) カロリンスカ研究所で教授(放射線物理)。1958年(62才) 国際放射線防護委員会(ICRP)で委員長(1962年まで)。原子放射線の影響に関する国連科学委員会で委員長(1960年まで)。1966年(70才) ストックホルムで死去。

1976年、ICRPが放射線の人体に与える影響量の単位にシーベルト〔Sv〕を制定。



マックス・シーベルト Maximilian Friedrich Sievert ロルフの父親、企業経営者。1849年、ドイツのザクセン州ツィッタウ生まれ。ドイツの工業機械をスウェーデンで販売。1884年(35才) スウェーデン市民になる。1888年(39才) 電線会社シーベルトケーブルワークスを兄弟と設立。スウェーデンの企業で最大の雇用規模になる。1896年(47才) ロルフが誕生。1913年(64才) ストックホルムで死去。

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