アルケーを知りたい(179) ノーベル化学賞 1904年 ウィリアム・ラムゼーさん
▼第4回のノーベル化学賞受賞者は、スコットランドの化学者ウィリアム・ラムゼーさん(52)。レイリー卿との共同研究の結果、空気中のアルゴンガスの発見と周期律の位置を決定した。
▼ラムゼーさんの人脈
【師匠】トーマス・アンダーソン Thomas Anderson 1819 - 1874
1819年、スコットランド・エジンバラ市生まれ。1841(22)エジンバラ大学で医学博士。スウェーデンに留学し、ベルゼリウス先生(1779-1848)の下で化学を学ぶ。1852(33)グラスゴー大学で化学教授。1853(34)アルカロイドの研究でコデイン(モルヒネの一種)の構造を発見。1870(51)ラムゼーさん(18)を指導。1874(55)進行性の神経疾患(梅毒)のためウエストロンドンで死去。
【師匠】ルドルフ・フィッティッヒ Wilhelm Rudolph Fittig 1835 – 1910
1835年、ドイツのハンブルグ生まれ。1855(20)フィッティング反応を発見。1858(23)ゲッティンゲン大学で化学博士(指導教員はフリードリヒ・ヴェーラー先生)。1870(35)テュービンゲン大学で教授。1873(38)ラムゼーさんの博士論文を指導。1910(75)フランスのストラスブールで死去。
【共同研究者】ジョン・ストラット John William Strutt 1842 - 1919
イギリスの物理学者。1904(62)ノーベル物理学賞受賞(気体の密度に関する研究、およびこの研究により成されたアルゴンの発見)
→ アルケーを知りたい(178) 参照
【共同研究者】フレデリック・ソディ Frederick Soddy 1877 – 1956
イギリスの化学者。1921(44)ノーベル化学賞受賞(放射性物質の化学に関する研究)
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