アルケーを知りたい(180) ノーベル物理学賞 1905年 フィリップ・レーナルトさん
▼第5回のノーベル物理学賞受賞者は、ドイツの物理学者フィリップ・レーナルトさん(43)。レーナルト管を用いた陰極線に関する研究が評価された。
▼レーナルトさんの人脈:
【師匠】ロベルト・ブンゼン Robert Wilhelm Bunsen 1811–1899
ドイツの化学者。1831(20)ゲッティンゲン大学でPhD。同大学で講師。実験中に爆発で右目を失明。1852(41)ハイデルベルク大学理学部化学教室で教授。1855(44)加熱した物質から出る光のスペクトルを観察する実験のため安定した高温の炎を出すブンゼン・バーナーを開発。1859(48)キルヒホッフさんとプリズムを使ったスペクトル分光装置を開発。セシウムCsとルビジウムRbを発見。1883(72)レーナルトさん(21)を指導。1899(88)ハイデルベルクで死去。
【真空放電管を作った人たち】→ アルケーを知りたい(92) 陰極線 Cathode ray
ウィルヘルム・ガイスラー Wilhelm Geißler 1814 - 1879 ドイツの物理学者。
1857(43)高性能の真空ポンプで減圧したガラス管に電極を取り付けた【ガイスラー菅】を開発。
ヴィルヘルム・ヒットルフ Johann Wilhelm Hittorf 1824 - 1914
ドイツの物理学者。1859(35)陰極線の研究のため【ヒットルフ管】を開発。
ウィリアム・クルックス William Crookes 1832-1919 イギリスの物理学者。
1875(43)陰極線の研究のためガイスラー管より真空度が高い【ルックス管】を開発。
【関係者】ヴィルヘルム・レントゲン Wilhelm Röntgen 1845 – 1923 ドイツの物理学者。
→ アルケーを知りたい(170)ノーベル物理学賞 1901年
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