アルケーを知りたい(221) ノーベル化学賞 1934年 ハロルド・ユーリーさん

▼1934年のノーベル化学賞の受賞者は、アメリカの化学者ハロルド・ユーリーさん(41)。「重水素の発見」に対して。

▼ユーリーさんが重水素を発見したのが1931年、その3年後にノーベル化学賞を受賞した。発見から3年後の受賞、どれだけ重大な発見だったかが分かる。

▼同位体とは原子番号(陽子の数)が同じで質量数(陽子の数と中性子の数の合計)が違う元素の仲間。平尾物理(p.680)の天然の同位体を紹介した表によると、天然の水素の99.9885%は原子番号1、質量数1の水素。大多数の水素の原子核は陽子1個で中性子が0個。

残りの0.0115%が原子番号1、質量数2の重水素(heavy hydrogen)。重水素の原子核は陽子1個、中性子1個。中性子1個分、1.675×10のマイナス27乗、heavyなので「重」水素。

さらにごくわずか中性子2個の三重水素(トリチウム)がある。



コメント

このブログの人気の投稿

万葉集巻22番歌(常にもがもな常処女)~アルケーを知りたい(1242)

万葉集巻第二147‐149番歌(天の原振り放け見れば大君の)~アルケーを知りたい(1266)

山上憶良の沈痾自哀文第五段~アルケーを知りたい(1145)