アルケーを知りたい(251) ノーベル物理学賞 1956年 ウォルター・ブラッテンさん リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 11月 17, 2021 ▼1956年のノーベル物理学賞のもうひとりの受賞者は、アメリカの物理者ウォルター・ブラッテンさん(54)。受賞理由は、「半導体の研究およびトランジスタ効果の発見」。 ▼バーディーンさんと共に点接触型トランジスタを発明した。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
山上憶良の沈痾自哀文第五段~アルケーを知りたい(1145) 4月 29, 2024 ▼憶良の沈痾自哀文(ちんあじあいぶん)第五段。 帛公略説には「伏して思ひ自ら励むに、この長生をもちてす。 生は貪るべし、死は畏るべし 」といふ。 天地の大徳を生といふ。 故に 死にたる人は生ける鼠にだに及かず 。 王侯なりといへども、一日気を絶たば、積める金山のごとくにありとも、誰れか富めりとなさむ。 遊仙窟には「 九泉の下の人は、一銭にだに値せず 」といふ。 孔子曰はく、「これを天に受けて、変易すべからぬものは形なり、これを命に受けて、請益すべからぬものは寿なり」といふ。鬼谷先生の相人書に見ゆ 故に知りぬ、 生の極めて貴く、命の至りて重し といふことを。 言はむと欲へども言窮まる、何をもちてか言はむ。 慮らむと欲へども慮絶ゆ、何によりてか慮らむ。 【似顔絵サロン】憶良(660-733)の同時代人。 壬生 忠見 みぶ の ただみ ? - ? 歌人。父は壬生忠岑。 恋すてふ我が名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか 百人一首41 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8A%E6%86%B6%E8%89%AF https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/okura2.html 続きを読む
万葉集巻第二147‐149番歌(天の原振り放け見れば大君の)~アルケーを知りたい(1266) 8月 28, 2024 ▼今回は天智天皇が体調不良のときの皇后の歌。147番で本来のあるべき姿を、148番で再会が叶わない悲しみを、149番で崩御の後の気持ちを、詠っている。 近江の大津の宮に天の下知らしめす天皇の代 天命開別天皇、謚して天智天皇といふ 天皇聖躬不予の時に、 大后 の奉る御歌一首 天の原振り放け見れば大君の 御寿 (みいのち) は長く天足らしたり 万147 *天を見上げると、大君の寿命は長く天に満ちています。 一書に曰はく、近江天皇聖躬不予、御病急かなる時に、大后の奉献る御歌一首 青旗の木幡の上を通ふとは 目には見れども直に逢はぬかも 万148 *天智天皇の霊が木幡山の上を通っておられるのが私の目には見える。けれども、直接お目にかかることはできません。 天皇の崩りましし後の時に、倭大后の作らす歌一首 人はよし思ひ息むとも玉葛 影に見えつつ忘らえぬかも 万149 *ほかの人が天皇の面影を忘れることがあろうとも、私は玉葛の冠を被る天皇のお姿を忘れることはありません。 【似顔絵サロン】 古人大兄皇子 ふるひとのおおえのみこ ? - 645年 飛鳥時代の皇族。147‐149番の歌を詠んだ大后の父親。舒明天皇の第一皇子。母は蘇我馬子の娘。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=2 続きを読む
万葉集巻22番歌(常にもがもな常処女)~アルケーを知りたい(1242) 8月 04, 2024 ▼ この歌に出てくる 十市皇女 (とをちのひめみこ) は天武天皇と額田王 の娘、弘文天皇の妻。 阿閉皇女 (あへのひめみこ) は天智天皇の娘で後の元明天皇。 弘文天の異母妹。▼この歌は 壬申の乱から3年が経過した 675年、20代と10代の女性 二人が 伊勢神宮に参った時の作 。作ったのは 吹芡刀自 (ふふきのとじ、伝不詳) 。 明日香の清御原の宮の天皇の代 <天渟中原瀛真人天皇、謚して天武天皇といふ> 十市皇女、伊勢の神宮に参赴ます時に、波多の横山の巌を見て、吹芡刀自が作る歌 川の上のゆつ岩群に草生さず 常にもがもな常処女にて 万22 *川の上の神聖な岩には草が生えていません。そのように私もいつまでも乙女のままでいたいものです。 吹芡刀自はいまだ詳らかにあらず。ただし、紀には「天皇の四年乙亥の春の二月乙亥の朔の丁亥に、十市皇女・阿閉皇女、伊勢の神宮に参赴ます」といふ。 【似顔絵サロン】 弘文天皇 こうぶんてんのう / 大友皇子 648年 - 672年 天智天皇の子。第39代天皇。壬申の乱で叔父の大海人皇子(天武天皇)に敗北。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1 続きを読む
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