頼りにした仲間が敵国スパイだった場合・・・:MAUD委員会の教訓(17)

アルケーを知りたい(346) MAUD委員会(18)
今回の話題は(C)マンハッタン計画。

バーミンガム大学MAUD委員会
・リーダーは「フリッシュ-パイエルスの覚書」を作成したパイエルスさん。
・チームの人数は4名。平均年齢は39才。
・ウラン同位体を分離する方法として、フリッシュさんの熱拡散法とサイモンさんのガス拡散法の2つでアプローチ。結果的にガス拡散法が現実となる。
・このチームは、原爆の製造に関して化学的アプローチと理論問題を扱った。
・パイエルスさんが採用した助手フックスさんはソ連のスパイだった。

リーダー:
ルドルフ・パイエルス(33) Rudolf Ernst Peierls, 1907年6月5日 - 1995年9月19日
→ アルケーを知りたい(327) ルドルフ・パイエルス

メンバー:

クラウス・フックス
(29) Klaus Fuchs, 1911年12月29日ドイツ– 1988年1月28日東ベルリン 物理学者。ブリストル大学で博士(指導教員はネヴィル・モット先生)。1941年、パイエルスさんの助手として理論計算を担当。1942年、イギリス市民。1950年、ソ連に原爆情報を流したスパイとして有罪判決。1959年、禁固から釈放、東ドイツに移住。


ノーマン・ハワース
(57) Norman Haworth, 1883年3月19日ランカシャー - 1950年3月19日ウスターシャー イギリスの有機化学者。ゲッチンゲン大学で博士(指導教員はオットー・ヴァラッハ先生)。マンチェスター大学で博士(指導教員はウィリアム・ヘンリー・パーキンJr先生)。WWIIの間、MAUD委員会のメンバー。

クリストファー・ホリス・ジョンソン(36) Christopher Hollis Johnson, 1904年3月18日-1978年4月9日 イギリスの化学者・物理学者。六フッ化ウランの特性を研究する化学者をリード。No Photo

コメント

このブログの人気の投稿

大伴旅人の万葉集459番歌~アルケーを知りたい(1092)

大伴旅人の万葉集876-879番歌~アルケーを知りたい(1117)

大伴旅人の万葉集577番歌~アルケーを知りたい(1097)