浮力と揚力:アルケーを知りたい(411)
今回の話題は(A)物理学。
▼小学館国語辞典:ふりょく【浮力】気体や液体が、その中の物をおし上げようとする力。その物がおしのけた気体や液体の重さにひとしい。
ようりょく【揚力】飛んでいる飛行機のつばさにはたらく、飛行機を空中にささえる力。
▼広辞苑:【浮力】流体内にある物体の各表面に働く圧力の差によって、物体が重力に反して鉛直上方に押し上げられる力。浮力の方が重量より大きければ物体は浮く。
【揚力】物体を流体中で流体に対して相対的に動かす時に、進行方向に対して垂直に働く力。その大きさは物体の形状や移動速度による。
▼中学総合的研究理科:【浮力】水中にある物体は水から上向きの力を受ける。この力が浮力である。浮力は気体でも生じる。
【アルキメデスの原理】物体にはたらく浮力の大きさは、その物体がおしのけた液体の重さに等しい。
▼親子で学ぶ科学図鑑:【揚力 Lift】翼の下側より上のほうが空気圧が低くなり、この空気圧の差が機体を持ち上げる揚力の原因となる。
【ベルヌーイ効果 Bernoulli effect】流体の速度が増せば流体の圧力は小さくなる。
▼今日の人物:流体力学の権威、ベルヌーイさん。
ダニエル・ベルヌーイ Daniel Bernoulli, 1700年2月8日、オランダのフローニンゲン生まれ - 1782年3月17日、スイスのバーゼルで死去(82歳) 数学者・物理学者。バーゼル大学で修士。ベルヌーイの定理。オイラーさんと友達。気難しい父親への対応に苦労した。
〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科[四訂版]』旺文社。
DK, Help Your Kids with Science: A Unique Step-by-Step Visual Guide, New York, Dorling and Kindersley, 2012.
キャロル・ヴォーダマンほか著、渡辺滋人・北川玲訳『親子で学ぶ科学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド』2013年、創元社。
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