いろいろな力の中のひとつ、摩擦力 friction:アルケーを知りたい(404)

今回の話題は(A)物理学。

▼今回は、力というテーマをもとに、世の中にいろいろある力の中のひとつの例として摩擦力を調べてみた。世の中から摩擦がなくなると、とにかく滑りまくって大変なことになる。

▼小学館国語辞典:まさつ【摩擦】①こすること。すれ合うこと。

▼広辞苑:まさつ【摩擦】friction 接触している2物体が相対的に運動する、または運動しようとするとき、その接触面で運動を妨げようとする向きに力の働く現象。またはその力。液体や固体内部でも似た現象があり、これを粘性または内部摩擦という。

▼中学総合的研究理科:【摩擦力】摩擦力は面から受ける力で、その方向は面に平行
例、床に置いた荷物を押すとき。
物体が静止しているときに働いて、物体が動き出すのをさまたげる:静止摩擦力
物体が面の上をすべっているときなど物体が運動しているときに働く:動摩擦力(運動摩擦力)

▼親子で学ぶ科学図鑑:【摩擦力 Friction】自然界に完全になめらかなものはありません。2つのものがこすり合うとき、その平らでない面は、動きの向きとは逆方向に押し戻そうとします。
この抵抗の力は摩擦力と呼ばれます。This resistance force is known as friction.

▼今日の人物:摩擦の例でタイヤが出てくることがある。そこで空気入りタイヤを実用化したダンロップさん。ジョン・ボイド・ダンロップ John Boyd Dunlop, 1840年2月5日、スコットランド生まれ - 1921年10月23日、アイルランドのタブリンで死去(81歳) エディンバラ大学卒業の獣医。馬車旅行中に乗り心地の悪さに閉口して、空気入りタイヤを自ら開発。1887(47)特許を取得し、翌年ダンロップ・ラバー株式会社を設立。しかし、空

気入りタイヤの最初の発明者はスコットランド人のロバート・トムソンさん(Robert William Thomson, 1822年6月29日– 1873年3月8日)だったため特許紛争が発生した。

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科[四訂版]』旺文社。
DK,  Help Your Kids with Science: A Unique Step-by-Step Visual Guide, New York, Dorling and Kindersley, 2012.
キャロル・ヴォーダマンほか著、渡辺滋人・北川玲訳『親子で学ぶ科学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド』2013年、創元社。

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