速さの計算:アルケーを知りたい(428)

今回の話題は(A)物理学。

速さの例を集めてみた。ちょっと探すとたくさん見つかる。それぞれ面白い。
(1)マラソン(42.195km) 世界記録は2時間1分39秒
(2)短距離走(100m) 世界記録は9秒58
(3)電車 昨日、先頭車両で速度計の表示を観察したところ、瞬間的に92km/hまで行った
(4)新幹線 最高速度は320 km/h
(5)プロペラ機 500 km/h
(6)ジェット機 900 km/h
(7)ヨット 40 ノット(74.08km/h) これはアメリカスカップの記録。めちゃ速い
(8)弾丸の速度 400 m/s これは拳銃。ライフルはもっと速い。
(9)ロケット 11.2 km/s
(10)音 340 m/s
(11)光 30万 km/s 正確には299,792,458 m/s

▼アイディア:マラソンランナーの時速が求まるコード。前回は、小数点以下の表示が長かったので、今回は小数点2位までに調整した。
km = float(input('Enter km: '))
h = float(input('Enter minutes: '))/60
print('Answer: ', round(km/h, 2), 'km/h')

Enter km: 42.195
Enter minutes: 121.39
Answer:  20.86 km/h

この結果の感想:マラソンランナーの速さは20 km/h。これは自転車の速めのスピードと同じ。マラソン選手、すごい。

▼今日の人物:速さの計算には距離と時間が必須、というつながりでイギリスの時計師、トーマス・トンピオンさん(1639 - 1713)とジョージ・グラハムさん(1673 - 1751)を見た。今回はその続きで、ジョン・ハリソンさん(John Harrison、1693 - 1776)。ハリソンさんは、船舶の航海に使うクロノメーターの製作者。ハリソンさんは時計の開発費のスポンサーを探すためハーレーさんに相談する。するとハーレーさんは自分の観測装置の開発を頼んでいた時計師のグラハムさんを紹介する。グラハムさんはとても面倒見がよく裕福だったので、ハリソンさんの資金援助を引き受ける。人の出会いとつながりの心温まるエピソード

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科[四訂版]』旺文社。
平尾淳一『総合的研究 物理』旺文社。
https://en.wikipedia.org/wiki/John_Harrison

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