子午線弧長の計算:アルケーを知りたい(435)

今回の話題は(A)物理学。

▼前回の
クック船長、前々回のアラゴさんが携わった仕事は測量だった。で、今回は子午線弧長の緯度1分の距離と1海里がマッチするのを確かめる。

▼まず子午線の意味を小学館国語辞典で確認:しごせん【子午線】「子」は北、「牛」は南のことで、地球の表面を南北にたてに引いた線。イギリスの旧グリニッジ天文台を通る線を0度として、それより東西にそれぞれ180度に分けてある。

子午線弧長は、緯度1分の距離のこと。分は1度の60分の1の角度。
▼海里との関係:1海里は地球上における緯度の1分角の弧長、1,852 mである。

▼地球の半径6371 kmを入れると子午線弧長が出るコード。おおかたマッチしている。
半径(km):6371
子午線弧長: 1.9 km

▼コード
length1 = float(input('半径(km):'))
length2 = 2*3.14*length1
meridian_arc_length = round(length2/360/60, 1)
print('子午線弧長:', meridian_arc_length, 'km' )

▼今日の人物:グリニッジの子午線を決めたジョージ・ビドル・エアリーさん(George Biddell Airy、1801 – 1892)イギリスの天文学者。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ卒業。グリニッジ天文台台長、王立協会会長。

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科〔四訂版〕』旺文社。
平尾淳一『総合的研究 物理』旺文社。
https://en.wikipedia.org/wiki/George_Biddell_Airy

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