対流 Convection Currents:アルケーを知りたい(423)

今回の話題は(A)物理学。

▼今回は対流。日常では、ポットでの湯沸かし、風呂、部屋の中の冷気と暖気が起こす空気の流れ。大きなところではマントル。

▼小学館国語辞典:たいりゅう【対流】熱のつたわり方の一つ。気体や液体はあたたまると上にのぼり、上の冷たい部分が下におりてくる。これが繰り返されて熱がつたわる。

▼広辞苑:【対流】流体の流れによって熱や流体中の物質が運ばれる現象。例えば、空気や水などの一部を熱すると、その部分は密度が小さくなって上層に上り、他の熱せられない密度の大きい部分が下に向かって流れ、熱が伝わる。熱対流。

▼中学総合的研究理科:【対流(熱対流)】気体や液体などが移動して全体に熱が伝わること。

▼親子で学ぶ科学図鑑:【対流】熱にさらされた流体は上昇と下降をくり返し、持続的に熱が循環する。これを対流という。
地球表面のプレートの動きは、マントルの対流によって起こる。Convection currents are responsible for the movement of tectonic plates on the Earth's crust.

▼今日の人物:今回は対流をとり上げたので、大気の調査を熱気球で行ったパイオニアのビオさんを紹介する。
ジャン=バティスト・ビオ Jean-Baptiste Biot, 1774年4月21日、パリ生まれ - 1862年2月3日、パリで死去(87歳) とエコール・ポリテクニーク卒業。物理学者、天文学者。大気を調査するためゲイ=リュサックさんと熱気球で5~6,000mまで上昇

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科[四訂版]』旺文社。
DK,  Help Your Kids with Science: A Unique Step-by-Step Visual Guide, New York, Dorling and Kindersley, 2012.
キャロル・ヴォーダマンほか著、渡辺滋人・北川玲訳『親子で学ぶ科学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド』2013年、創元社。

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