エネルギー Energy:アルケーを知りたい(416)

今回の話題は(A)物理学。

▼今回はエネルギー。よく使う、けれど、手に取ったり目で見たりできないので、文字通り「把握」しにくい言葉だ。で、調べてみた。

▼小学館国語辞典:【エネルギー】ものが仕事をする力。例、水のエネルギーで電気を起こす。

▼広辞苑:エネルギー【Energy】物理学的な仕事をなし得る諸量(運動エネルギー・位置エネルギーなど)の総称。物体が力学的な仕事をなし得る能力の意味であったが、その後、熱・光・電磁気やさらに質量までもエネルギーの一形態であることが明らかにされた。

▼中学総合的研究理科:エネルギーとは、ほかの物体に仕事をすることのできる能力で、ほかの物体にあたえられる仕事の量。

▼親子で学ぶ科学図鑑:エネルギーはどこにでも、どんなものの中にもあり、ものが動いたり、熱で輝いたりする力を与えます
物体に1Nの力が加えられ、力の方向に1mだけ物体が動けば、その時関与したエネルギーの量は1ジュールである

▼今日の人物:エネルギーという用語を最初に用いたイギリスの物理学者、トマス・ヤングさん。
トマス・ヤング Thomas Young, 1773年6月13日、イギリス生まれ - 1829年5月10日、ロンドンで喘息のため死去(55歳) 物理学者、医師。ゲッティンゲン大学で医学博士。ヤング率。光の干渉現象実験(ヤングの実験)。ヤング音律。「真に独創的な天才」(イギリスの数学者、ジョン・ハーシェルさん)

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科[四訂版]』旺文社。
DK,  Help Your Kids with Science: A Unique Step-by-Step Visual Guide, New York, Dorling and Kindersley, 2012.
キャロル・ヴォーダマンほか著、渡辺滋人・北川玲訳『親子で学ぶ科学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド』2013年、創元社。

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