運動エネルギー Kinetic energy:アルケーを知りたい(417)
今回の話題は(A)物理学。
▼今回は運動エネルギー。運動エネルギーはどう捉えればよいか。言葉通りに捉えると、ものが運動しているときにものが持つエネルギーなので、例えば走っている自転車は運動エネルギーを持っている。では、その運動エネルギーはどこから来たものかというと、主にペダルをこぐ人の力。その力はどこから来るのかというとやっぱり人は飲み食いしないと力が出ないから飲食物。こうやって元をたどっていくと果てしがなさそう。
▼走っている自転車の運動エネルギーは何に変わるかというと場所(高低)が変化するから位置エネルギー、タイヤと地面の摩擦から生まれる熱エネルギー、多少音が出るので音響エネルギー、そういうエネルギーに変化する。
▼もともと宇宙の全エネルギーは一定で、表れ方が変化するだけの話なの?
▼中学総合的研究理科:【運動エネルギー】物体が運動しているときにもっているエネルギー。
運動エネルギー=1/2 ✖ 質量 ✖ 速さの2乗
▼親子で学ぶ科学図鑑:【運動エネルギー Kinetic energy】物体が運動することでもつエネルギー。This is the energy of motion.
▼今日の人物:ガリレオさんが尊敬していた先輩天文学者のクラヴィウスさん。
クリストファー・クラヴィウス Christopher Clavius, 1538年3月25日、ドイツ生まれ - 1612年2月12日、ローマで死去(73歳) ポルトガルのコインブラ大学で数学を学んだあと、ローマのコッレジオ・ロマーノで神学を学ぶ。小数点を使ったパイオニアのひとり。ガリレオさんを評価しピサ大学の教授職に推薦。天文学の教科書を書き、長期間にわたって読まれた。
〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科[四訂版]』旺文社。
DK, Help Your Kids with Science: A Unique Step-by-Step Visual Guide, New York, Dorling and Kindersley, 2012.
キャロル・ヴォーダマンほか著、渡辺滋人・北川玲訳『親子で学ぶ科学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド』2013年、創元社。
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