力の単位、ニュートン N = kg・m/s2:アルケーを知りたい(474)

今回の話題は(A)物理学。

▼今回は力学の原点、力の単位について。
高校物理では自然界の4つの力を学ぶ。重力電磁気力強い力弱い力である。馴染みがあるのは重力(源泉は質量)と電磁気力(源泉は電荷)の二つだ。

▼力はゲージ粒子によって媒介されると考えられており、重力のゲージ粒子は重力子とされている。しかし、重力子はまだ見つかっていない。アルケーが解明されていない未踏の世界が力という日常現象の先にある・・・たまりません。

▼計量単位令、別表第一、第二条関係二十で定義されている力
ニュートン:一キログラムの物体に働くとき、その方向に一メートル毎秒毎秒の加速度を与える力

▼今日の人物 ニュートンさんが活躍した100年後に登場した「フランスのニュートン」。
ピエール=シモン・ラプラスさん(Pierre-Simon Laplace 1749 - 1827) 教育▽カーン大学 職業▽エコールミリテールで教員。フランス科学アカデミーの会員 実績▽天体力学。ラプラスの悪魔。長さの尺度として地球の北極点から赤道までの子午線弧長を測量し、その1000万分の1を基準とするメートル定義の基礎を作った。 人脈▽ダランベールさん(数学の指導者)、ラヴォワジエさん(共同研究者)、ナポレオン・ボナパルトさん(教え子)。

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科〔四訂版〕』旺文社。
平尾淳一『総合的研究 物理』旺文社。
https://en.wikipedia.org/wiki/Pierre-Simon_Laplace

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