圧力の単位、パスカルPa又はニュートン毎平方メートルN/m2:アルケーを知りたい(475)
今回の話題は(A)物理学。
▼日常のどういった場面で圧力の単位を使うか、探してみたところ例えば次があった。タイヤの空気圧(私の自転車用の空気入れに付いているメーターは単位がBARとPSI表示になっていてPaは載ってない)、ダイバーが使う空気ボンベの残圧計(私はダイビングはやらないので実機は知らないけど、Webで調べて限りではKPaやBAR)、プロパンガスボンベのガス圧(KPaが浸透)など。
ここでも単位がいろいろあって面白い。ところで気圧は昔はミリバールと言っていた。ミリバールとヘクトパスカルを同じ値にしてくれたのは変換の手間が要らないのでありがたい。
▼力については、次
・質量が1kgの物体に働く重力の大きさは9.8Nである。
・1Nは0.1kgf(kg重)である。
▼計量単位令、別表第一、第二条関係二十二で定義されている圧力
パスカル又はニュートン毎平方メートル:一平方メートルにつき一ニュートンの圧力
▼圧力の単位はPaである。
PaとN/m2の関係は、1Pa = 1 N/m2 である。
これは、1平米あたり0.1kgfということだから、手のひら(25平方センチとして)では感じられないくらいのものだ。実用では、パスカルの100倍のヘクトパスカルや1000倍のキロパスカルが用いられる。
▼今日の人物 ニュートンさん、パスカルさん、トリチェリさんらはご登場済みなので、もっと時代を遡ってみた。宇宙はエーテルで満たされていると考えた古代ギリシャの哲学者
アリストテレスさん(Aristotle BC384 – 322) 教育▽アテナイのアカデメイア 職業▽マケドニアの王立アカデミーで指導者、アテナイでリュケイオン開設 実績▽万学の祖、フィロソフィアの始祖 人脈▽プラトン(師匠)、アレキサンダー大王(弟子)
〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科〔四訂版〕』旺文社。
平尾淳一『総合的研究 物理』旺文社。
https://en.wikipedia.org/wiki/Aristotle
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