角速度、ラジアン毎秒rad / s:アルケーを知りたい(470)

今回の話題は(A)物理学。

▼今回は角速度を調べてみた。円周の上
をくるくる回る運動の速さだ。角速度は原子と天体の両方で出てくる。

▼物象の状態の量▽角速度 計量単位▽ラジアン毎秒 定義▽一秒間に一ラジアンの角速度
(計量単位令、別表第一、第二条関係十二) 単位記号▽rad / s

▼角速度を等速円運動を考える。物体が短い時間Δtの間に中心角Δθの割合で円周上を運動するとき、
角速度 ω = Δθ / Δt ・・・①

▼円の半径が r のとき中心角 Δθ に対する円弧の長さ rΔθ
物体が円周上を進む速さ v =  rΔθ / Δt ・・・②
①を変形して Δθ = ωΔt 
これを②に代入して v = rωΔt  / Δt とすると v  = rω となる。
変形すると角速度 ω = v / r ・・・③
③から等速円運動の角速度は、速さを半径で割ったもの、といえる。

▼今日の人物 予測をもとに金星の日面通過を初めて観測したイギリスの天文学者。
エレミア・ホロックスさん(Jeremiah Horrocks、1618 - 1641)教育▽ケンブリッジ大学エマニュエル・カレッジ(卒業せず) 職業▽昼は時計職人の父の工房で職人、夜は天体観測 実績▽英国の天文学の創設者の一人太陽までの距離を、地球の直径の15,000倍と見積る(実際の60%) 人脈▽ウィリアム・クラブトリーさん(金星の日面通過をサルフォードで観測した友達の天文学者。ホロックスさんはランカシャーで観測)、ヨハネス・ヘヴェリウスさん(ホロックスさんの成果を紹介したポーランドの天文学者)

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科〔四訂版〕』旺文社。
平尾淳一『総合的研究 物理』旺文社。
https://en.wikipedia.org/wiki/Jeremiah_Horrocks

コメント

このブログの人気の投稿

大伴旅人の万葉集459番歌~アルケーを知りたい(1092)

大伴旅人の万葉集876-879番歌~アルケーを知りたい(1117)

大伴旅人の万葉集577番歌~アルケーを知りたい(1097)