電磁波の波長の計量、オングストロームÅ:アルケーを知りたい(492)

今回の話題は(A)物理学。

▼オングストローム。ひと昔前は学校で習った単位。2019年以降、国際単位系で除外されたので取引や証明では使われなくなった。日本では計量単位令に書かれた目的で使える。

▼計量単位令の定義は次。
オングストロームメートルの百億分の一
(計量単位令、別表第六(第五条関係)の二で定義されている電磁波の波長、膜厚又は物体の表面の粗さ若しくは結晶格子に係る長さの計量)

▼1Åは10のマイナス10乗メートル。
1nmが10のマイナス9乗メートルなので、1Å は 0.1nm である。

▼今日の人物 単位の元になったスウェーデンの物理学者、オングストロームさん
アンデルス・オングストロームさん(Anders Ångström 1814 - 1874)教育▽スウェーデンのウプサラ大学卒業 職業▽ウプサラ大学の物理学教授 実績▽39歳のとき放電管の光のスペクトルは電極の金属と気体成分によると発見。53歳のときオーロラと太陽の光のスペクトルの違いを発見。54歳のとき10のマイナス10乗メートルを単位として初使用 人脈▽アドルフ・フェルディナンド・スヴァンバーグさん(ウプサラ大学の物理学教授。オングストロームさんの前任者

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科〔四訂版〕』旺文社。
平尾淳一『総合的研究 物理』旺文社。
https://en.wikipedia.org/wiki/Anders_Jonas_%C3%85ngstr%C3%B6m

コメント

このブログの人気の投稿

大伴旅人の万葉集459番歌~アルケーを知りたい(1092)

大伴旅人の万葉集876-879番歌~アルケーを知りたい(1117)

大伴旅人の万葉集577番歌~アルケーを知りたい(1097)