宝石の質量の計量、カラットct:アルケーを知りたい(493)

今回の話題は(A)物理学。

▼今回は宝石の重さを示すカラットct。
語源は、古代ギリシャ語のイナゴマメkeration。イナゴマメは、一粒ごとの質量のバラツキが少ない。そこで宝石の重さをイナゴマメの粒の数で計測していた。kerationがイタリア語のcaratoになり、中世フランス語のcaratになった。

▼計量単位令の定義は次。
カラットキログラムの〇・〇〇〇二倍
(計量単位令、別表第六(第五条関係)の三で定義されている宝石の質量の計量)

▼1カラットは、1000 ✖ 0.0002 = 0.2 g = 200 mg
ダイヤモンドの品質を決める4C:カラットCarat、カットCut、カラーColor、クラリティ(透明度)Clarity。値段は4Cのバランスで決まる。

▼今日の人物 摩擦やひっかき傷に対する強さを表すモース硬度を考案したドイツの鉱物学者
フリードリッヒ・モースさん(Friedrich Mohs、1773年1月29日 - 1839年9月29日)教育▽フライベルク工科大学 職業▽グラーツの工科大学、フライベルク工科大学、ウィーン大学で鉱物学教授。帝国鉱物コレクションの学芸員 実績▽39歳で「モースの硬度計」を考案、最も固いダイヤモンドを10にした 人脈▽アブラハム・ゴットロブ・ヴェルナーさん(フライベルク工科大学時代のモースさんの師匠。ドイツの地質学の父)

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科〔四訂版〕』旺文社。
平尾淳一『総合的研究 物理』旺文社。
https://en.wikipedia.org/wiki/Friedrich_Mohs

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