放射能の吸収線量の単位、グレイGy:アルケーを知りたい(486)

今回の話題は(A)物理学。

▼今回は
放射能を人体や空気が吸収する線量に関する単位、グレイ
「放射線は人体にとって一般に有害である。放射線の健康影響を決定する最も大きな要素は、放射線被曝によって人体の臓器に与えられた吸収線量(臓器吸収線量)である(Wikipedia)」

▼計量単位令の定義は次。
グレイ:電離放射線の照射により物質一キログラムにつき一ジュールの仕事に相当するエネルギーが与えられるときの吸収線量
(計量単位令、別表第一、第二条関係五十八で定義されている吸収線量)

▼今日の人物 単位グレイの元になったイギリスの物理学者
ルイス・ハロルド・グレイさん(Louis Harold Gray 1905年11月10日 - 1965年7月9日) 教育▽ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ 職業▽ロンドンのマウント・バーノン病院で医学物理学者 実績▽中性子発生装置を開発、放射線生物効果を発見。48歳のとき病院内にグレイ研究所を開設、放射線が物質に当たって化学結合を破壊するパルス放射線分解技術を開拓。放射線生物学の祖 人脈▽ジェームズ・チャドウィックさん(マウント・バーノン病院にグレイさんを紹介した。1935年ノーベル物理学賞受賞(中性子の発見))

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科〔四訂版〕』旺文社。
平尾淳一『総合的研究 物理』旺文社。
https://en.wikipedia.org/wiki/Louis_Harold_Gray

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