1735、コバルトの発見~ブラント(瑞):アルケーを知りたい(548)

今回の話題は化学。

▼コバルトを発見したスウェーデンの
化学者ブラントは、年齢が前回のデュフェ(→546)の4つ上。同世代人。

▼なぜブラントはコバルトを発見したのか、経緯がよく分からなかった。そもそもブラントの時代のスウェーデンはいったいどんなふうだったのか、これもよく分からなかった。これから少しずつ、ってことで。

イギリスではハリスンがクロノメータの精度を高めようと頑張っていた、フランスではブーゲらが子午線弧長の測定に力を入れていた、日本では甘藷(かんしょ)先生=青木昆陽が飢饉に備えてサツマイモの栽培を広めていた時期。

▼コバルトについて。元素記号Co、原子番号27、cobalt。由来はドイツの地の妖精・コーボルト。コーボルトが坑夫を困らせるために鉱物に魔法をかけたと考えて命名。

イェオリ・ブラント Georg Brandt 1694 - 1768
スウェーデンの化学者、鉱物学者
【教育】ランス大学(?)で医学博士
【職業】ストックホルム鉱山局で役人、王立造幣局で冶金部長、ウプサラ大学で化学教授
【業績】1737(43)コバルトを発見
【ネットワーク】?

【似顔絵サロン】同時代人たち。

















〔参考〕
『理科年表2022』
https://en.wikipedia.org/wiki/Georg_Brandt

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