1754、二酸化炭素の発見~ブラック(英):アルケーを知りたい(555)

今回の話題は化学。

▼今回は、二酸化炭素。炭素の酸化物。化学式CO2。最近目の敵にされている感のあるCO2。中学のとき、植物は夜、CO2を取り入れてO2を出す、と習った。

ジョゼフ・ブラック Joseph Black 1728 - 1799
スコットランドの物理学者、化学者。

【教育】グラスゴー大学で4年、リベラル・アーツを学ぶ。その後、エディンバラ大学で医学博士
【職業】グラスゴー大学とエディンバラ大学で教授
【業績】1756(28)炭酸マグネシウムを研究した博士論文で二酸化炭素の発見を記載

【同時代人】啓蒙思想委の時代。同じ年にキャプテン・クック(7年戦争に参加したグレートブリテンの海軍軍人)や平賀源内がいて、3つ年下にキャヴェンディッシュがいる。

【ネットワーク】
ウィリアム・カレン William Cullen 1710 - 1790 スコットランドの医師、化学者。▼ブラックが医学や化学に関心を持つきっかけはカレン先生の講義だった。ブラックはカレン先生の弟子、助手

アダム・スミス Adam Smith 1723 - 1790 イギリスの哲学者、倫理学者、経済学者。1776(43)『国富論』 ▼グラスゴー大学の教授時代にブラックや大学の計測器製作者だったワットと知り合い、良い仲間になる。

ジェームズ・ワット James Watt 1736 - 1819 スコットランドの発明家、機械技術者。ニューコメンの蒸気機関を改良。▼1756、ワット(20)がグラスゴー大学で計測器を製作していた時に知り合う。ワットが必要としたニューコメン蒸気機関の改良資金を提供した。蒸気機関との関わりから潜熱、熱容量の研究成果をあげる。

【似顔絵サロン】


























〔参考〕
『理科年表2022』
https://en.wikipedia.org/wiki/Joseph_Black

コメント

このブログの人気の投稿

万葉集巻第二147‐149番歌(天の原振り放け見れば大君の)~アルケーを知りたい(1266)

万葉集巻第三417‐419番歌(岩戸破る手力もがも)~アルケーを知りたい(1298)

万葉集巻22番歌(常にもがもな常処女)~アルケーを知りたい(1242)