1774、マンガン~ガーン(瑞):アルケーを知りたい(561)
今回の話題は化学。
ラテン語で「磁石」のmagnesに由来。
▼中学では過酸化水素水に二酸化マンガンを入れて(触媒にして)水と酸素に分ける実験が定番。▼マンガン電池にはお世話になりました。
▼ヨハン・ガーン Johan Gottlieb Gahn 1745 - 1818
スウェーデン(瑞西)の化学者、鉱物学者
【人物】鉄鉱山の街ボクスナ生まれ。自分の発見の発表には消極的。
【教育】ウプサラ大学で8年学ぶ。このときの師匠がバーグマン、先輩にシェーレがいる。
【職業】スウェーデンの政府機関・鉱山委員会Bergskollegiumで化学者、監督官、
【業績】1774(29)シェーレがマンガンを発見、ガーンが金属マンガンの単離に成功。
【同時代人】ガーンと同じ年生まれの2人:
アレッサンドロ・ヴォルタ Alessandro Volta 1745 - 1827 イタリアの物理学者 1800ボルタ電池を発明
伊能 忠敬 1745 - 1818 『大日本沿海輿地全図』の作成者
【ネットワーク】
トーバーン・バーグマン Torbern Bergman 1735 - 1784 スウェーデンの化学者・鉱物学者。ウプサラ大学の化学教授。▼ガーンの師匠。
カール・シェーレ Karl Wilhelm Scheele 1742 - 1786 物質を舐めて確かめるクセがあるスウェーデンの化学者。▼マンガンの発見はガーンとシェーレの共同作業。
イェンス・ベルセリウス Jöns Berzelius 1779 - 1848 スウェーデンの化学者、医師。アルファベットの元素記号を考案した。▼ガーンと共同で硫酸、硝酸などを製造する化学工場を設立。
【似顔絵サロン】
〔参考〕
『理科年表2022』
https://en.wikipedia.org/wiki/Johan_Gottlieb_Gahn
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