1805、モルヒネ~ゼルチュルナー(独):アルケーを知りたい(590)
今回は化学。
痛みを夢のように取り除くので、ギリシア神話の夢の神、モルペウス Morpheus にちなんでモルフィウム morphium とゼルチュルナーが命名した。
▼ゼルチュルナー Friedrich Wilhelm Adam Sertürner 1783 - 1841
ドイツの薬剤師。
【人物】人類の恩人。アルカロイド化学の父。自らもモルヒネを服用し中毒に苦しんだ
【教育】薬剤師の見習い。1817(44)イエナ大学から名誉博士号
【職業】薬局経営
【業績】1804(31)阿片(ケシの実から出る汁を乾燥させたもの)からモルヒネの単離に成功。モルヒネと命名
1817(44)論文を出版、モルヒネが普及
【同時代人】
ジョージ・スチーブンソン George Stephenson 1781 - 1848 イングランドの土木技術者。鉄道の父。蒸気機関車を使った公共鉄道の実用化に成功。スチーブンソンが決めたレールの間隔1,435 mm は世界標準になった。
広瀬 淡窓 ひろせ たんそう 1782 - 1856 江戸時代の儒学者。大分県の日田で私塾「咸宜園」を主宰。高野長英、大村益次郎を輩出。
【似顔絵サロン】
〔参考〕
『理科年表2022』
https://en.wikipedia.org/wiki/Friedrich_Sert%C3%BCrner
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