1880、ガドリニウム~マリニャク(瑞):アルケーを知りたい(682)
今回は化学。
▼イッテルビウム:ytterbium。原子番号 70。元素記号 Yb。希土類元素。比重6.97、融点824 °C、沸点1193 °C。名前の由来は発見地であるスウェーデンのイッテルビー町 Ytterby 。用途は、ガラスの着色剤、YAGレーザーの添加物。
▼マリニャクのここが面白い:マリニャクはサンプルを分析するとき、オーソドックスな方法と新しい方法の二つを使った。二つの異なる方法で得られた結果を照らし合わせて正確な答えを探した。そう簡単には一致しなかっただろう。正確さのために労を惜しまなかったのが面白い。
▼マリニャック Jean Charles Galissard de Marignac 1817年4月24日 - 1894年4月15日
スイスの化学者
【人物】父親は裁判官。
【教育】1833-37(16-20) パリのエコール・ポリテクニーク。
1837-39(20-22) パリ鉱山学校。
1837-39(20-22) エコール・デ・ミーヌ(国立鉱山学校)。
1840(23) ギーセン大学のリービッヒの下で学ぶ。セーヴル磁器工場のブロンニャール所長の下で学ぶ。
【職業】1841-78(24-61) ジュネーヴ大学で化学と鉱物学の教授。
1878-84(61-67) 自宅の実験室で仕事。
【業績】1866(49) タンタル石に含まれている元素はタンタルとニオブの2種類であると証明。
1878(61) イッテルビウムを発見。
1880(63) ガドリニウムを発見。
【ネットワーク】
リービッヒ Justus Freiherr von Liebig 1803年5月12日 - 1873年4月18日 ドイツの化学者。ゲイリュサックの弟子。ゲイリュサックの息子はリービッヒの助手。▼1840年、ギーセン大学教授のリービッヒ(37)はマリニャック(23)の留学を受け入れた。
ブロンニャール Alexandre Brongniart 1770年2月5日 - 1847年10月7日 フランスの化学者・鉱物学者。1800-47(30-77) セーヴル磁器工場で所長。▼1840年、マリニャック(23)の留学を受け入れた。このときブロンニャールは70才。
【似顔絵サロン】
〔参考〕
『理科年表2022』
https://en.wikipedia.org/wiki/Jean_Charles_Galissard_de_Marignac
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