山口 誓子~定型詩でアルケーを知りたい(823)

 今回は俳句。

海に出て 木枯帰る ところなし
感想 木枯らしは海に出ると帰るところがないんだ。核子出て 中性子帰る ところなし

山口 誓子 やまぐちせいし 俳人。
【プロフィール】
1901(明治34)年11月3日、京都市生まれ。
1911(10) 母親が死去。
1912(11) 外祖父のいる樺太に移住。
1914(13) 国語教師に俳句の指導を受ける。
1917(16) 帰郷。
1919(18) 京都大学文科乙類に入学。
1920(19) 京大三高俳句会に参加、句作を開始
1921(20) 東京帝国大学法学部に入学。
1922(21) 秋桜子富安風生瑞穂山口青邨らと東大俳句会を再興
1926(25) 東大法学部卒業。大阪住友合資会社に入社。
1929(28) 『ホトトギス』同人。
1935(34) 『ホトトギス』を離れ『馬酔木』に加盟。
1942(41) 住友合資会社を退職し嘱託。
1948(47) 俳句誌『天狼』を創刊。
1957-(58-) 朝日俳壇選者。
1994(平成6)年3月26日、神戸市で死去。93歳。

【キーワードと感想】
いづくにも 虹のかけらを 拾ひ得ず 虹のかけらはどこで拾えるのだろう

【ネットワーク】
富安 風生 とみやす ふうせい 1885(明治18)年4月16日 - 1979(昭和54)年2月22日 俳人 ▼よろこべば しきりに落つる 木の実かな

山口 青邨 やまぐち せいそん 1892(明治25)年5月10日 - 1988(昭和63)年12月15日 鉱山学者・俳人 ▼祖母山も 傾山も 夕立かな

【似顔絵サロン】




























〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E8%AA%93%E5%AD%90

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