原 石鼎~定型詩でアルケーを知りたい(839)

今回は俳句。

竹筒に 竹箸なんど 夜鷹蕎麦
感想 昔の屋台の蕎麦屋はエコだったんだ。いま、竹筒に竹箸は贅沢よ。

原 石鼎 はら せきてい 俳人。
【プロフィール】
1886年3月19日、島根県出雲市生まれ。父親は医師。
1908(22) 京都府立医科大学入学。校内で句会を起こす。
1911(25) 落第して放校処分。放浪生活
1912(26) 次兄の医業を手伝いながら ホトトギス に投句。
1913(27) 虚子が称揚。帰郷し両親から勘当。再び放浪生活。
1915(29) ホトトギス社に入社。虚子の口述筆記などを担当。
 秋風や 模様のちがふ 皿二つ
1917(31) ホトトギス社を退社。
1921(35) 小野蕪子の「草汁」を譲り受け「鹿火屋」に改称、主宰。
1923(37) 関東大震災。以降、神経衰弱。虚子と対立
1934(48) 雪に来て 美事な鳥の だまり居る
1937(51)『自選句集 花影』発表。
1951年12月20日、死去。65歳。
 松朽ち かゝらぬ五百木 無かりけり

【キーワードと感想】
放浪生活 俳人は旅したり、徘徊したりして、句を作る。

【ネットワーク】
高濱 虛子 たかはま きょし 1874(明治7)年2月22日 - 1959(昭和34)年4月8日 松山出身の俳人・小説家。▼虚子が石鼎の句にスポットライトを当てた。10年後に対立してしまう。

【似顔絵サロン】















〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%9F%B3%E9%BC%8E

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