森川 許六~定型詩でアルケーを知りたい(855)

今回は俳句。

十団子も 小粒になりぬ 秋の風
感想 シャウエッセンも 小粒になりぬ 夏の暮れ

森川 許六 もりかわ きょりく 俳人・絵師
【プロフィール】
1656(明暦2)年10月1日、滋賀県彦根市生まれ。父親は彦根藩士。
 剣術・馬術・槍術・漢詩・絵画を修練。
1670(14) 和歌・俳諧を北村季吟に学ぶ。 絵は狩野安信門葉(アマチュアの門弟)。
1677(21) 井伊直澄に仕える。
1681-88(25-32) 父親の転勤に伴い大津に転居。
1689(33) 父親が隠居、家督を相続。近江蕉門の江左尚白に学ぶ。
1691(35) 江戸出張の際、其角嵐雪に指導を受ける。
1692(36) 江戸転勤に伴い、芭蕉に入門。六芸に通じることから芭蕉から「許六」の号を授かる。芭蕉に絵を教える。『奥の細道行脚之図』に芭蕉と曽良を描く。
1693(37) 彦根に帰るとき芭蕉から「柴門之辞」と俳諧の奥伝書を授かる。蕉門十哲の一人。彦根の俳諧界のリーダー。 
1707(51) らい病を患う。
1710(54) 井伊家を退職、家督を養子に譲る。
1715(正徳5)年9月23日、病気のため彦根で死去。59歳。

【キーワードと感想】
門葉 画を生業としてではなく趣味として楽しむために学ぶ弟子のこと。門人とは別。

【ネットワーク】
北村 季吟 きたむら きぎん 1625(寛永元)年1月19日 - 1705(宝永2)年8月4日 歌人・俳人・和学者。門人に芭蕉・素堂がいる。花も見つ 郭公(ほととぎす)をもまち出でつ この世 後の世おもふ事なき ▼許六の最初の和歌・俳諧の師匠が季吟。

狩野 安信 かのう やすのぶ 1614(慶長18)年1月10日 - 1685(貞享2)年10月1日 狩野派の絵師。狩野孝信の三男で、狩野探幽、狩野尚信の弟。▼許六は安信の門葉。

井伊 直澄 いい なおすみ 1625(寛永2)年8月17日 - 1676(延宝4)年2月16日 大名・近江彦根藩第4代藩主。1668-76年、幕府の大老。主君は徳川家綱。▼許六は直澄の家臣。

【似顔絵サロン】











































〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%B7%9D%E8%A8%B1%E5%85%AD

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